父子家庭 妻は何処に
旅 日記 アジア タイタイは今日19日が祝日なので先週土曜から4連休を取っている人々が多い。
したがってこのレジデンスも静かだった。
お向かいのアムちゃんや隣のヌゥちゃんは実家に戻っているので我が家だけが陸の孤島みたいになってしまった。
18日の月曜日、多くの人が休みを取るなかでうちの妻だけは出勤した。
連休とはいえ工場は動いており不測の事態に備えるためだという。
とくに最近設置した大型の運搬設備がなかなかうまく作動せず販売元のシンガポールからも係員が派遣されているらしい。
現場作業員とのコミュニケーションが英語ではうまくゆかず、おまけにそのためのコンピューター作業が必要でいつもはアムちゃんが頑張っているのだが今日は休みをとったのでカバーするようだ。
その前日の話。
「明日は、なにからなにまでみなくちゃならないからご飯に行く時間もないわ」
このままでは昼食抜きになるかもしれないなどとブツブツ言いながらあたしをチラ見する。
わかっている。催促なのだ。なにか優しい言葉が配偶者の口から出ないかと期待しているのだ。
「じゃ久しぶりに弁当でも作ってやるかな」
あたしがそう言うと、待ってましたとばかりに早いレスポンス、
「おにぎりでいいわ、梅干しのおにぎりだけでいいわ」
そんなわけで月曜日の朝。
ご飯を炊きおにぎりを作りそれだけではかわいそうだとソーセージと玉子焼き。
まるで父子家庭だ。
子育ても大変なのだ。
海苔がしんなり、情けない姿に
海苔のパリパリ感を維持するには
コンビニのように別々にするしかないのかな


