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前回11月12日付「マイ・ヒストリーなど ⑤ バンコク魔女との再会編」のあと
バンコク空港に送りに来た彼女と再会したのだが、彼女は前日と同じく友人の女史としゃべっていたのであたし自身はあのとき彼女と何を話したのかあまり覚えていない。
ただ今も残っている写真がある。
女史が二人を撮ってくれた一枚。
あたしと彼女が並んで立っている写真。
怪しげなオジサンが若い(そう見える)女の子の肩を抱いて写っている。
後に魔女が写真を見ながら言ったものだ。
「あのときあなたが私の肩に手を置いたでしょ、私はびっくりしていたのよ、ほんとは」
なんと図々しい男だとでも思ったのだろう。前日にはじめて会ったばかりだったから。
あたしとしては何も考えず、おそらくそれこそ手持無沙汰の右腕を彼女の肩に添えたにすぎなかった、と思うのだが、心の何かが命じたことだったのかもしれない。
それから、あたしと事務長女史はイサーンへ戻り、ふたたび天国の町ウドンターニでの日々が始まった。
その後、バンコクの彼女と会うまでには数カ月を要した。
しかしその間、SNSでのやりとりが始まっており、それがあたしたちの関係をより近づけ、以上に親密なものに変えていたのは事実だ。
母の介護問題などで日本へ戻ったがその間も彼女との会話は続いていた。
母の容体が思わしくなく、
「私も一度お義母さんに会いたい」
その言葉が何を意味していたのか定かではないが、もしかすると魔女としてなにかを感じ取っていたのかもしれないと、今になって思う。
母の葬儀をすませた。
あたしが日本にいる意味もなくなった。
日本は永遠に母国で愛する故郷でもあるが、それ以上でも以下でもなくただそれだけのことだった。自分が必要とされ、また必要とするものは日本にはない、そのことは己がいちばん解っていることだった。
タイへ戻ろうと思った。
そして、まずバンコクの彼女に会おうと思った。