折しもタイは、このシーズン最大のお祭りロイカトン、灯篭祭りだった。もう何年もこの季節にタイを留守にしている。
写真を眺めて思い出す。
東北の田舎からそしてバンコク・チャオプラヤー川のロイカトンまでそれぞれ趣がちがって楽しい祭りだった。
四月のソンクラーン水かけ祭りとちがって気候も良く、どこに行ってもわけのわからない水をかけられずにすむのがよい。


友人の娘ヌックちゃんも伝統衣装でおしゃれ

毎度のことながら夜の定時通信。
突然言い出す、
「プラムのおにぎり食べたいの」
「プラム? ああ梅干しのおにぎりか」
「いまコンビニで売ってる? プラムのおにぎりにシーズンはないの?」
先日の淡路島でママが作ってくれたおにぎりが忘れられないのだという。
たしかにいただいたおにぎりはどれも美味しかった。とれたての新米だった。

タイのコンビニでもライスボール・おにぎりは売っているがツナマヨとか甘いおかかのようなもの、それにサーモンなどで梅干しはないようだ。
さて日本のコンビニのおにぎりが淡路島でいただいたように美味しいのか、疑問は残る。
ともあれ何個かまとめて注文しなくてはならなくなった。
「10個ほど買うか」
あたしは冗談半分で言ったのだが、
「そうね。アム(妹分)にもあげよう」
真面目に言われてしまった。
ほんとかよ。まるで相撲部屋じゃないか。
今ローソンでは悪魔のおにぎりなるものが売られているらしい。これも美味しそうだ。すこし混ぜておこう。
日を追うごとに注文が増えてくる。
関西で有名なりくろーおじさんのチーズケーキが8個。正月のための巻きずしなどの材料、これはちい公自身のためでもあるが、それに京都嵐山で買ったわさび豆が美味しかったという、京都まで行くのが面倒だと思っていたら妹サクラが似たようなものを用意してくれた。
頼むよ。荷物が増えるのはまっぴらごめんだよ。
かといって友人たちに配るケーキなどはイヤとも言えない。
やさしいだけでは生きてゆけない、けれども思いやりがなくては忠犬は務まらない。
飼い犬もあなたそれはそれで大変なのです。