日本と違いタイではクリスマスに取り立てて何かをするという習慣はない。
国民の95%以上が仏教徒であってそれもほとんどが敬虔なという言葉が当てはまる人々なのだから無理からぬことだともいえる。
ただミッション系の学校などではそれなりのイベントがあるようで、姪っ子ミルキーのインターナショナルスクールでもクリスマスイベントが行われたようだ。彼女は得意の歌を唄ったらしいが動画が来ていない残念。
とはいっても情報時代の昨今、12月25日がクリスマスだということはいまや誰もが知っている。
かなり以前、知るかぎり10年15年もっと昔からスーパーやデパートではクリスマスが近づくとMerry Christmasのデコレーションが見られるようになっていた。なかにはサンタの帽子をかぶった販売員も見かけた。
だからといって特段なにかをセールしているわけでもないようで、もちろんクリスマスケーキなどもない。
おもしろいなと思ったのはクリスマスのデコレーション、天井にぶら下げている三角旗などをそのままにして新年になってもHappy New Yearの代用として使っている店が意外と多かったこと。
新年なのにメリークリスマスでもないだろうと違和感を感じたのは日本人のあたしだけだった。なんでもにぎやかならそれでよしとしていたのかもしれない、これがタイ、細かいことにはこだわらない。
そしてお正月の話。
タイでよく言われるのはタイのお正月は2度あるということ。
1月とそしてもうひとつは4月のソンクラーン(通称・水かけ祭り)の長期休暇、これも帰省シーズンとなる。
なかにはチャイニーズ系が祝う旧暦正月があるので3回あるという話もある。
これは日本なら1月の正月休みと8月のお盆休暇があるので長期休暇としてはそれほど違いはない。
しかしタイのニューイヤーは4月のソンクラーン休暇に比べると短い。
年末は27あるいは28日頃から休暇になるが官公庁などは1月1日までが休みで2日からは出勤となる。一般企業でもこれに準じているところが多いようだ。
えっ~正月は5日くらいまでが休みでしょ、とむかしは思ったものだが、これもいつの間にか当たり前のこととして驚きもしなくなった。
さてこれを書いている12月第4週、そろそろあたしもカバンを引きずり出さねばならない。
今年の年末と新年は別居。
因果な商売の渡り鳥としては新年には日本に滞在している必要がある。
そんなわけで次回は空港での別れ。
妹ファミリーと旅する妻は国内便そして国際線に向かう亭主。
いつも書くことだが、こんな生活がいつまで続くのやら。
もう来年にはなんとか永住をと、これも毎年書いているような、まったく進歩がないのだ。
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