新幹線はどえりゃあ早い。
あっという間に名古屋に着いちまっただぎゃ。
ここでさくらさんが待っていてくれるらしい。
さくらさん、という名には不思議な親近感を覚える。というのもあたしの妹がさくらという名でむかしはよく登場した。
今日もう一人会う予定のヒツジのとっとちゃんはどこかのレストランの順番取りに朝早くから行ってくれているらしい。
そうだ、さくらさんに会う前にこの順番取りの話を書いておこう。
とっとちゃんがはるばるやってくる私たちのためにランチの場所を取ってくれるという。それも電話などの予約ではなく現地へ行って朝から並ぶ必要があるらしい。とくに今回は休日なので混雑が予想されるという。
受付が10時半で実際に入れるのは11時からというのは、なんだか昼飯ごときにたいそうな話に聞こえた。
店の名前は蓬莱軒。
名前を聞いてよけいにそう思った。
・・・たかが中華を食うのにお高くとまった店じゃないか。ラーメンや酢豚くらいどこにでもあるだろう。
「わたしのオフ会はここから始まるのです!」
怒り調でメールがきた。
その店についてはすぐにわかるのだが、その前にあたしは思っていた、なんと大仰な話ではないか、尾張名古屋はちと変わったところじゃのう。
みんなヒマで、ひまつぶしにひつまぶしの店に並ぶのじゃの、などと口が裂けても言ってはならない。
元祖ひつまぶしの店としてつとに有名で、知らないと日本人ではない、くらいの勢いで怒られることになる哀れなちい公。


さて時を戻そう。
名古屋駅でさくらさんを遠目にながめた。
すらりとしたなかなかの美形とみた。さすが、さくらは日本の花、寅さんの妹からはじまって、ちい公の妹、そして名古屋、いずこでもなかなかでござる。
だがこの時期、必需品のマスクでほとんど隠れているご尊顔、幸か不幸か詳しいことは書けないのでおじゃる。
三人は駅前からタクシーに乗った。
熱田方面へ向かうのだが本日はここまで。
また明日でございます。
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