熱田へ来たならこれを食べなくてはいけないらしい。
伊勢が赤福なら熱田はきよめ餅だという。
熱田神宮へ参拝する前からとっとちゃんが何度も口にしていたきよめ餅。
うなぎを食ったばかりなのに、とあたしはたいして気にもとめずにいた。
そして神宮から出たところにある店。
これを書くまでずっと違和感を抱いていた。
どうして清めの餅なんだ。熱田神宮へお参りしたあとに清めるとはどういうことだ。


きよめ餅総本家のページに由来が書かれていた。
長い旅をしてきた人々が参拝の前に休息し気持ちも新たに参りの準備をした場所がきよめ茶屋で、そこで売り出した餅がきよめ餅として広まったという。

そこで買ってもらったきよめ餅。
夜みんなで食べながらこんな言葉を聞いた、【牛皮】もちろんなんにも知らないあたしには初めての言葉。
この餅の皮のことをそう呼ぶのだという。
「なんで牛皮、牛の皮なんだ」
「そういうのよ昔から」
「もち米でしょもとは、なのになんで牛なんだ」
しつこいちい公にとっとちゃん、
「もう自分で調べなさい、ネットにあるでしょきっと」
また叱られてしまった。
調べてみると、元来中国より伝来時には牛皮(牛肥)と書いていたが現在は求肥(ぎゅうひ)とするのが一般的らしい。元がもち米であることは餅と同じなのだが、粉にしたもち米に砂糖などを混ぜたもので製造後柔らかさが長く維持できるという。
知識がまた増えた。
これ以上お利口になってどうするんだ。
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