
タイ・バンコクの西に隣接するサムットサーコーン県は塩田が広がることで知られているがここのマーケットはエビで有名。
昔からミャンマーからの出稼ぎ移民が多くマーケットで働く労働者のほとんどはミャンマー人だという話もある。
今回の新型コロナ(Covid-19)大騒動はこのマーケットから始まった。
感染拡大はあっという間に500件を超え、先週土曜日には午後10時から午前5時までの夜間外出禁止令が発布され1月3日まで封鎖された。
これを書いている時点ではとうに1000名以上の感染が報告されている。
感染者の多くはミャンマー人だというものの、このエビマーケットが大きいため、やってくるタイ人も近隣だけでなく広範囲にわたっており必然的に感染者があちこちの県で出現する結果になっている。
ともすれば緩みがちだったタイの人々の感染防御意識がここにきてふたたび燃え上がったようだ。
うちの妻なども21日(月)と29日(火)に会食予定があったが急遽キャンセル。会社の恒例サヨナラパーティもなくしたという。
またこの県から妻子を残してアユタヤに単身赴任している男性などは会社から14日間の出社停止、また同地域の実家に帰っていたIT部門の男性には自宅でのリモートワークが命令されたという。
笑ったのは前述の男性の話。
彼の妻は学校教師だがこの騒ぎで学校も休校となり夫妻は自宅で顔を突き合わすこととなった。
そもそも二人はうまくいってなく、夫は単身赴任を幸いに毎夜仲間を誘って飲み歩き週末も時折しか戻らなかったという。それがたまたま戻っていたときに市場での大量感染が起きた。
なぜ出社停止なんだと本人は文句を言ってるらしいが、これは当然の措置だと多くの社員は彼の日頃の素行を知っているだけに仏罰だと笑い話になっているそうだ。
しかし海外からタイへ戻ろうと考えている者にとっては迷惑な出来事。
タイ政府も最悪の場合を想定して前回のような全土ロックダウンの検討に入っているというような話も聞こえており、開きかけた扉が再び閉じられそうな雰囲気もある。
こりゃいざとなれば不法移民になって潜り込むしかないかもしれないが、しかしそれが成功したとしても今度は正当にタイを出国できなくなり、数年はタイから入国拒否される結果になるのがおちかもしれない。
まったくいつになったら収まるのだろう。
にほんブログ村
☞ドールより愛をこめて
夢の物語をクリスマスプレゼントに
2020 ブルーローズクリスマス
動画もお楽しみください