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※ 本日は予定を変更して「日曜読物イサーンの風にふかれて」より47話を引用掲載します。
47 フーテンが先生になるの巻
いつのまにか日本語の先生になってしまった。
僕も私もと日本語に興味を持つ連中が増えてしまった。
フーテンが先生では先がみえているが乗りかかった船だから仕方がない。こちらは就労ビザも必要なさそうだから、ま、いいかと引き受けてしまったがどうなることやらさっぱりだ。
毎日午後一時から一時間、利口な日本人、なんでも知っている(ような)日本人のふりをして先生をしている。
外国人に日本語を教えるというのは我が身を違う立場からみているようでなんとも面ばゆい。自分のタイ語もきっとああだったのだろうなと思うと笑うに笑えない。
ながくこの町に滞在しているアメリカ人までやってきて賑やかになった。禅に興味があるといって英語で書かれた禅に関する本をもってきたが、あっしはそんなものに興味がないので来年日本に来いといっておいた。私が日本にいるときをみはからって来ると言う。来れば来きたで適当なお寺にでもほうりこむつもりだが、外国人とりわけアメリカ人は東洋のこういったものにひかれるようで、これは哲学に興味を持つのと似ているのかなとも考えたりした。
しかし、私の家が禅宗の檀家だと説明したのがまずかった。私が禅をマスターしていると勘違いしたのかもしれない。相手の目が輝いていた。
このアメリカンはベンといって、アトランタに実家があるという。実のところ私はアメリカ本土に入ったことがない。ちょうどいいかと考えたことも手伝い、それにアトランタといえば「風と共に去りぬ」の舞台だと瞬間的に思った。タラはたしか南部の町だった。ともあれ他人の面倒はみてあげるに越したことはない。
ここウドンターニでは日本、日本語にたいする関心はそうとうたかいようだ。すこし日本語を知っているというだけで仲間から尊敬の眼差しで見られたりするらしい。
この町に日本の企業はないがバンコク近辺の町では日本語会話ができるということは日本系企業への就職が有利になり給与もちがうのだと聞いた。
ついでに書いておく。以前にも似たようなことを書いたが、タイ人の色白日本女性にたいする興味はかなりのものだ。タイランド・ポストのシットが大切そうに持っていた雑誌をみた。日本の女の子のグラビア誌だった。仏教国タイで認められている出版は水着が限度だがそれでも刺激はあるらしい。日本なら中学生でも見ないような雑誌だ。こんなもの捨ててしまえといったら彼は真剣に取り返しにきた。
これも余談だが、タイ人女性というと日本では出稼ぎにきた水商売か夜のお相手ビジネスくらいにしかみていないむきがある。とうぜん世界最古のビジネスはどこの国にもあるわけだが、タイにおけるごく一般の女性のセックスにたいする観念は、現在日本の風潮を知っている私からみてそうとう古いというか真面目である。恋愛していても結婚までは手をつなぐのが関の山などということはごく当たり前でめずらしくもなんともない。
あるところで飲んでいるとき「ニッポンはフリーセックスだと聞いたが本当か」と質問された。そのようにみえている日本もあるのだなと知ってすこし恥ずかしい思いをしたものだ。
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