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    ちい公ドキュメントな日々

    アジアの風をいっぱいに受け 雲のように日々を・・・・

    結婚式・・・ふつつかものですが



     待ちに待った息子の結婚式
     ママは、これでようやくほっとできると喜んでこの日を迎えた。

     でも彼女は知らなかった。明るくて美人の花嫁がタトゥーを背負ってるなんてことを。

     ママひとりがソワソワして落ち着かない。
    「だってさ、気の弱い息子が嫁に喰い殺されるんじゃないかって。どうしよう、あたしゃしらないよどうなっても、ああ、どうしよう」

     花嫁がこんどはママに挨拶、
    「ふつつかものですが末永くよろしくお願い致します」
    「あ、はい、こちらこそね・・・」

     ママは、ふつつかものはともかく、ふつかよいになってもかまわないとひたすら酒を呑んだのだった。

     


    tatto bride









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    ボクは警察犬



     ニホンのみなさまこんにちわ
     ボクはタイで活躍する警察犬です
     
     といっても今まで手柄を立てたことはありません
     いつもパパのパトカーに乗って走っているだけ

     それだけだったけどいつの間にか有名になってしまったの。
     ホントSNSってコワイよね。

     なにかしなくちゃと思うけど
     ボクにできる仕事なんかありゃしない
     カメラを向けられたら精いっぱいの顔でサービスするだけだよ。

     パパったら警察の給料だけじゃやってられないと
    ボクと一緒に写真を撮るのをビジネスにするって

     ホントバカじゃないのかな

     




    police and dog









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    犬が手伝う驚異のダイエット 1週間で7キロ



     愛犬家の皆様専用のダイエット。
     1週間で7キロ減量というのもオーバーではない。
     ただし健康を害する恐れがあるのでやるかやらないかは個人の責任です。

    用意するもの
    1 蒸した鶏むね肉 薄味に
    2 ご飯
    3 ゆで卵
    4 飲料水

    ダイエット 1週間で7キロ (1)

    ダイエット 1週間で7キロ (2)

    ダイエット 1週間で7キロ (3)

    ダイエット 1週間で7キロ (4)

    ダイエット 1週間で7キロ (7)



    調理法
     鶏むね肉を細かくカットします
     ゆで卵もおなじようにカット
     これらをご飯によく混ぜます。

    ダイエット 1週間で7キロ (5)



     あとは簡単です。
     愛犬が食べ終えるのを水を飲みながら座って見守るだけです。
     これをたった一週間だけ続けましょう。




    ダイエット 1週間で7キロ (6)









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    ウッ マンゴー ♬♪



     ボクは近在で有名なテレパシードッグ
     離れたところから物体を動かしたりするのは朝ごはんの前。

     そんなボクの大好物がマンゴー
     それもさ、人間が喜ぶ黄色くなったのじゃなくて青いマンゴー。
     ちょっとすっぱいのがたまんないのよ~~

     ・・・ウ~ウ~ウ~~落ちろ、おちてこい~~
     ・・・ウ~ウ~・・・


     

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    お姫さまの夕ご飯



     外はすっかり日が暮れてしまったわ
     今日のお夕食はなにかしら

     あら
     プラトゥ(アジに似た魚)と玉子焼き?
     いつもより遅かったわりに大したメニューじゃないわね
     
     でもいいわ
     毒見しないでいいから
     早くこちらへ持ってきてちょうだい
     これ以上遅くなると美容と健康によくないわ





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    愛しき日々・オートバイとバイク乗りたち④ 悪童たちの青春



     
     高校生活が始まっていた。
     この時期、日々の生活にバイクはあまり登場していない。
     高校生活ではそんなことより楽しいことがたくさんあった。
     
     同級生に数人だけバイクを持ってはいたが、乗り回して遊んだという記憶は少ない。
     
     テスト前などになるとよく集まったのが建築屋の離れ屋。同級生がひとりで住んでいて試験勉強を口実にして夜っぴて騒いだ。

     その家に親から譲り受けた古いバイクがあって、勉強に飽きるとバイクで夜中の町を走り回った。
     全員が免許など持っていなかったが頓着しなかった。

     まだ1年か2年生だったので貧乏人のお坊ちゃまもまだ大学受験に目覚めてはいなく、不良でもなかったがどちらかといえば悪童の一員だった。

     ガソリンがなくなった。
     もちろん金もない。
    「行くか」
     誰かが言い出し、ゴムホースを持って出かけた。
     いま思えばとんでもない話だ。ガソリンを盗みに行く。

     当時の自動車とくに小型四輪はガソリン給油口がロックされていないものが少なくなかった。
     ふたを開けホースを突っ込みチュウチュウと吸出し、ガソリンが口に来る前にサッと瓶などに差し込む、それで一丁上がりというわけだ。

     もしあれが御用にでもなっていたら高校も停学ではすまなかったかもしれない。
     いろいろな意味で危ないことをしていたものだ。
     考えるにつけ冷や汗が出そうだが、あの頃どうしてそれほどビクつかなかったのか不思議でもある。
     まるで別世界の出来事であったような気さえする。

     バイクといえばあの頃、同じ中学から同じ高校に進んだ知人がいた。
     文系の坊ちゃまとはちがって彼は理数系のクラスに入っていた。

     どういうことでそうなったのか忘れたがある時、彼に誘われた。
    「今度の日曜日バイクで遠出しよう」
     彼はちゃんと免許を持っていた。


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     県境を越えて走った。
     何の目的もなくただ走った。
     後ろに座っているだけだったが楽しかった。初夏の風が心地よかった。
     女の子とデートする以外にもこんな楽しいこともあるのだと思った。

     どういうことからそんなことになったのか。
     多分楽しかったのだ。浮かれていた。
     信号もない直線道路。
     彼の背中を、ちょうど馬に鞭を当てるように「それ走れ」「行け、いけ」まるで騎手気分だった。
     前方からパトカーがすれ違っていったのも知らなかった。
    「それ行け、ピシピシっ」
     
     そのときだった。
    「ウ~ウ~~、前のオートバイ停まりなさい」
     背後からサイレンが聞こえた。

     先ほどのパトカーがUターンしてきたらしい。
     
     違反に問われるほどスピードは出ていなかった。
     ただ免許証の提示を求められた。
     
     警官の話で分かったのだが、後ろに座ったあたしが運転する彼の背中を叩いている動作が、ポリスが来たからヤバイぞと知らせているように見えたというのだ。
     どうも怪しいということで職質になったらしい。

     あれこれ訊かれただけで解放された。
     悪童だとはいえ警官に職質されるのはそうあることではない。
     おかげで忘れられない日になった。

     彼はその後一浪して東京の有名工業大学に進み、役人になった。

     いつか機会をとらえてあの日の思い出話ができればと思う。

     
     







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     旅仕度



     あなたひとりの 旅の支度を
     手伝う時の やり場のなさは
     何処に 捨てましょう
     
     あなたのことは よく解るから 
     何時戻るとも 知れぬ旅路に
     作る微笑み

     何故か 追いたてられるように
     いつも無理をしてたあなた
     体を大事にしてね

     あなたにとって 旅することは
     人のふちどり のがれて遠い
     探しものでしょう

     ペンとノートと 手編みのものと
     薬も少し かばんの中へ
     添えておきましょう

     待つだけの わたしのことは
     旅に疲れて 眠る夢で
     折節 思い出してね

     春と秋が 幾つか過ぎて
     帰り来る あなたの笑顔を
     いつまでも 覚えていたくて
     旅仕度を 手伝いながら
     あなたの横顔 見てる
     
                    (作詞作曲・小椋佳)













     
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    白猫カウちゃん夢の中



     白猫のカウちゃん。
     どうしてカウなのかといえばタイ語でカウは白米、お米のこと。日本ならさしづめシロかオコメちゃんといったところ。 

     彼の特技は、犬のように「待て」がわかること。
     わかるといっても食べ物が目の前にある状況で待てとしつこく言われればかぶりつくことができないだけなのだが。

     今日は大好きなブタ串焼きがテーブルに並んだ。  
     きっと一切れくらいは自分にも回ってくるはずだ。
     ああ早く食べたいな
     でもみんながそろうまで食べられない。
     ガマン、ガマン。
     いい匂いだなあ。
     でもガマンガマン。
     みんな早く座ってくれないかなあ。

     そして我慢しているうちに眠ってしまった。

     ・・・ああブタ串焼き。たまらないなあ、幸せだなあ・・・




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    仏教徒に盗人はいない・・・のか



     先週土曜日はビッグブッダデー。
     年に何度もあるブッダディーでも休日になる特別な日。(土曜日だから月曜日が振り替え休日になる)

     この日、多くのタイ人がお寺にお参りする。
     そして裸足になって仏塔を三周するのが習わし。

     あたしもタイのお寺にお参りするのはけっしていやではないけれど、どこのお寺でも必ず履物を脱がねばならないのが困る。
     面倒なので靴下のまま上がるのだが、かなり汚れているのでそのまま靴を履くと靴底まで汚れるような気がする。それにもうひとつ、階段の下で適当な場所に靴を置くのだが誰かが見張っているわけでもなく、それなりの靴なので盗られはしないかといつも心配する。
     だからお参りもお願いも上の空になってしまい、ご利益も薄れるという悪循環。

     ビッグブッダデーの日。
     農夫の彼も近在でもっとも大きなお寺へ出かけた。
     折からの水不足が田植え時期を遅らせていることも気になっていた。
     お経を唱えながら仏塔を三周し、それから本堂に入って長い間お祈りをした。

     すがすがしい気分で戻った彼。
     家の庭に入ってから気がついた。
     履物を忘れてきた。
     長年の農作業で面の皮ではなく足の裏も象の足のようになってかなり鈍感になっていたのだ。
    「あんた、もういちどお寺へ行ってきなよ」
     女房が言うが、
    「まあいいさ、明日ついでがあるから行ってくるよ」
     他人の履物など盗む奴はいないだろうと思った。
     この村や近隣の村にも泥棒話などついぞない、平和な土地なのだ。

     そして翌日。
     彼は昨日お参りしたお寺へ。

     するとなんということだろう。
     彼の履物だけがポツンと主を待っていたではないか。
     やっぱり盗人なんぞいないんだ。
     あらためて彼は手を合わすのだった。

     めでたしめでたし









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    ダム公に再会



     今日は、まずこのお話をお読みください。
     これは一昨年2017年4月に掲載したものです。

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    「おおいちい公じゃないか」
     セブンで呼んでるのはダム公。
    「あんたっちの国じゃ大騒ぎじゃないか。なんでも国会議員が次から次へと女の問題や失言だってな、どうなってるんだよ日本は」
    「・・・」
     あたしは返す言葉もない。

    「もっと賢いはずじゃないのかい日本の国会議員はさあ」
    「みんな自分たちがエライと勘違いしてるのさ。ろくに日本語もしゃべれないバカが大臣だっていうのだから情けない、おいら恥ずかしいよ」
    「な、そうだよな。それによ、国会議員は辞めなくてもいいんだってな。タイの国会議員と似たようなもんだ」

     あたしはあわてて話をかえる。
    「ところでダム公、セブンで日がな一日なにをしてるんだ。まさか警備じゃないだろ」
    「いやなにね、あんたとちがって俺の毛皮は黒だろ、だから夏場は暑くってさ、たまんないのよ。ここならただで涼めるからね」
    「そうなのか、それはナイス・アイデアだな。じゃまたな」
    「おおい、ちい公あんたも入ってこいよ。もう少し日本の話を聞かせろよ」
     
     ・・・やなこった。今は聞かせるようなすごいジャパンの話などなんにもない。


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     さて年月の移り変わりのなんと早いこと。
     あれから2年も経ってしまった。ただいたずらに時間だけがすぎてゆく。
     いつものように苦虫顔で歩いてセブンへ。
     アイスを買おう。酒は昼を過ぎれば夕方まで買えない。なんともヘンな法律だ。
     
     ついでに菓子パンなども買おうか。
     プラプラ歩いていると、
    「おい、ちい公、ちい公じゃないの」
     こんなところで、こんな店で、気安く人の名前を呼ぶやつは誰だ。
    「オレだよオレオレ」
    「誰だよ詐欺師か」
    「オレだよ、ダムだよダム、忘れたのかダムコウだよ」
    「ダムコウ? おっダムコウかお前。何してるんだこんなとこで、お、お前はバンコクにいたはずだろ」
     驚いた。どうしてこんなところにいるんだ。

    「なにかやらかして逃げてきたのか」
    「なに言ってるんだよ。一緒に住んでた人間の家族が転勤でこの町へ引っ越してきたんだよ」
     どうやら捨てられることもなく一緒にやってきたという。
    「ちい公も同じだろ。知ってるぜ、魔女さんにくっついてバンコクから引っ越したってな」

    「バカそんなことはどうでもよい。けどお前、ダムコウ、えらく小ぎれいな格好をしてどうしたんだ。生活レベルが上がったのか田舎へ来て」
    「いま、ここで働いてるんだ。バンコクでやっていたと同じようにセブンがあったんで毎日涼みに来てたら店長が仕事をくれたんだ」
    「ほう仕事か、お前がねぇ。何やってるんだ万引きの監視か」
    「それもあるけど犯罪予防ってやつだろな。どうだちい公、あんたもやらないか、なんなら店長に紹介してやろうか。日本産のノラ公なら人気が出るぞ」



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