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    ちい公ドキュメントな日々

    アジアの風をいっぱいに受け 雲のように日々を・・・・

    つれづれ中の島

     

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     大阪中之島には思い出が散らばっている。
     ひとつやふたつではない思い出がそこかしこに。

     この地の記憶だけを取り上げても数日は続けられる。
     しかし他で使うのでここではひとつだけ。

     淀屋橋から大阪市役所を左手に川べりを東に歩く。市役所裏手に中央公会堂があり、通り過ぎると茶色の建物が見えてくる。

     大阪市立東洋陶磁美術館
     
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      (ニューアル中につき来年まで休館中)


     ここに入るのはたった一つだけどうしても見たいものがあるから。
     陶磁器に大した知識があるわけでもない。まったくないといってもよかった。
     しかし、そんな男が人生のある時期から何度も通うようになった。取り憑かれたという表現が的を得ている。


     国宝・油滴天目茶碗
     
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     大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)
     写真・西川茂 NISHIKAWA Shigeru




     もう何年前になるだろう、何十年というほうが正しいか。
     初めて目にしたときからこの天目がつくる空間に宇宙を見た。
     異次元世界といってもよい。
     そこで見た光景はそのまま物語のように記憶に焼き付いた。
     それはあるときには背後を行きすぎていった人の残り香の効果だったかもしれない。
     べつの時には薄紫が似合う白いうなじの記憶かもしれない。

     折々に訪れた陶磁美術館。
     そのたびに時間を忘れた宇宙。
     いくつもの物語が枯葉のように積み重なっている。


     


     





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    ドラえもんは永遠の人気者

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     ドラえもんは世界の人気者。
     もちろんタイでもその人気は衰えを知らず現在でも何度目かのTVオンエア続行中。
     スーパー、コンビニでもドラえもんグッズを見かけることが多い。

     
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     我が家にも当然のようにドラえもんのついたものが多数ある。子供もいないのにあちこちにドラえもんのグラスやボトル、キッチン用品みたいなものもあったりする。
     このボトルもタイから持ってきた、水を冷やしておく。

     
    ドラえもん


     タイの田舎では雨水を貯めて飲料水に使用していた。
     私が住んでいた村には水道もきていたがその水は煮沸しないと飲用には適さず、人々はタンクに貯めた雨水を飲んでいた。
     今はタンクも合成樹脂などに替わってきたが昔ながらの貯水タンクは田舎に行けばあちこちで見かける。

     
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     ドラえもんがこんなところにもいた。
     タイバージョン・ドラえもん。
     許認可云々は関係なく、このペインターはそこそこ上手い。


     
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    魔女の憂鬱


     

     早朝にタイから写真が送られてきた。
     どうみてもウンチの写真。
     出社しようとドアを開けて出たらこんなのがあったという。

     
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     「どうした、夜眠れないと言ってたけれど、廊下へ出てしまったのか」

    ‘私じゃありません’

    「いくら眠いといってもトイレへ行かないとな」

    ‘だから私じゃないです!!’

    「そうか、だったらお向かいのアムか。とうとう夢遊病になってしまったのか。しかしジャイアンにしてはちっこいウンチだな」

     魔女が怒りだしそうになったので急いで真面目な話に、
    「まさかと思うけど誰か小型犬を飼ってないか。同じフロアでない可能性もあるな」

     もしそうなら問題だ。
     せめて始末くらいしておくのが最低のマナーだろう。
     いちおうセキュリティに言って調べさせるようにということで朝の会話は終わった。

     そのあと部屋から出てきたアムがそれを見て、
    「Pernおねえさん、どうしてトイレへ行かなかったの?」
     朝から大騒ぎだったらしい。

     そして夕方、報告がきた。
     録画をチェックした結果、犯人が分かった。
     警備も犬なら正面ゲートで止めているのだがどこからでも入ってこれる猫には気づかなかったらしい。
     しかし1階でもないのにエレベーターで上がってきたのだろうか、疑問は残ったままだ。

     
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    先に向かって歩いてゆくニャンコ
    このあと部屋の前で用を足すと急ぎ足で消えた


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     魔女はアムに言ったそうだ、
    ‘アム、あなたは動物にやさしくないから、ネコはわたしの部屋のほうに来たのよきっと’

     魔女だけに黒い猫とは・・・・。

     金曜の夜かな、日本の民放で何度目かのオンエアがある魔女の宅急便(Kiki's Delivery Service)、録画予約しておこう。

     
     
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    ニャンと住職さまなり

     
     ネコはタイ語で ミャウ
     その鳴き声とほとんど同じ発音
     ちなみに犬はタイ語だと マー
     鳴き声はタイではフォンフォン
     ご存知のように英語ではバウバウ

     さて今日はニャンさまのお話。
     日本にも猫寺と称されるお寺は各地にあります。
     タイのこちらはご本尊ならぬ住職がニャンさんのお寺。



    ‘よく参ったの、よしよし、タンブン(お供え)はそこの箱に入れておきなさい。なになに子宝と金運に恵まれたい、それと出世したいだと。なにを欲張っておる、どれか一個だけじゃ、お前たちの願いを全部聞いていたら100年あっても足らんわい’

     
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    Photo from กลุ่มรักหมาจัง ในประเทศไทย


    ‘おーい、ちい公、ちょっとこっちへ来てお前が聞いてやれ、わけのわからん日本人が来たぞ。イッキュウさんと呼ばれとるお前ならなんか気の利いた話ができるじゃろ’

    「いやいやあたくしは、イッキュウと言われているのは頭だけの話なんでヘイ、和尚さんのようにお布施だけもぎ取るような真似はとてもとてもヘイ」


     
     
     岸田首相が発表していた物価上昇緊急対策。
     なんかなあたしには遠い話のようでなんの感動もなかったな。
     貧乏なのに子供もいないから補助金なんて関係ないし
     そういえばこの前タイにいるときにニュースで読んでいた
     生活困窮者に10万円援助の話、日本に戻ってじっくり読めば
     なんだ、税金払っているような者は困窮者ではないらしい。
     そんなことなら真面目に申告しないでいれば10万かい。
     なんだかなあ。
     
     今から急いで子供でもつくるか三つ子くらいがいいか。
     しかし生まれてきた子供があたしを見て
    ‘おじいちゃん 初めまして’ 
     それではなあ。

     もう買い物にも行かない、食事も減らそう。酒だけ呑もう。
     骨と皮だけになるまでがんばろう。

     
     
     
     
     
     



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    令和残侠伝 男のけじめ


     この町は俺たちがもらった
     田舎ヤクザが出る幕じゃねえよな兄弟
     
     そうだそうだ
     しょせんはしがない田舎者のあつまりじゃん
     あんなものが博徒だって、笑わせるぜ 
     これからは俺たちの時代だ
     
     おいビールジャンジャン持ってこい
     なに、女
     ド田舎のトトロ女なんぞにや興味はねぇよ
     都会からまぶいの連れてきてやるからよ


     
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     姐さん、これでお別れでござんす
     受けたご恩はけっして忘れやせん
     古い奴だとお笑いください
     ばかな男の道はこれしかないんです
     兄貴の仇はあっしが必ず

     


     
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    Photo from กลุ่มรักหมาจัง ในประเทศไทย


     






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    妹の誕生日


     
     Facebookを開いた。
     自分自身はほとんど更新しない。気が向いたときにみんなの現状を知るために開くだけ。
     タイではFacebookがウエイトを占めている。私の知り合いほとんど全員がアカウントを持っている。

     妻も当然のようにFacebookを多用している。
     ブログと違って記事中心ではなく写真が多い。

     4月23日
     妻のFacebookに写真で特集が組まれていた。
     私は忘れていた。
     亡き妹の誕生日だった。
     ‘いつもならこの日におめでとうメールを送っていたはずなのに彼女は逝ってしまった。天国に向かってハッピーバースデーを叫んだ’
     短いメッセージとともに妹と妻の思い出が掲載されていた。
     タイのあちこちで、また日本のいろいろな場所で笑顔いっぱいの二人。

     そういえば妹は兄である私の妻をとてもかわいがってくれた。順番からすれば妻は妹にとっては義姉ということになるのだが、そんなことは関係なかった。妹にすれば可愛いタイ人の妹ができたようなものだった。
     妻が来日するときには何があっても空港へ迎えに行ってくれた。
     空港でハグする二人の写真を何度も撮った。

     
    空港 出迎え ハグ (1)


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     妹が逝ってからまだ九カ月。
     一周忌には妻も来日できるだろう。

     胸の奥底にしまい込んでいた悲しみと寂しさがあふれ出るようで、あわててFacebookを閉じた。



     
     




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     春の舞台・悲恋のふたり

     
    ロミニャン ジュリニャン

    Photo from กลุ่มรักหมาจัง ในประเทศไทย



     ああ、ロミニャン、ロミニャン
     どうしてあなたはロミニャンなの
     ファミリーと縁を切り、その名を捨てて
     それが無理なら
     せめて私を愛すると誓って
     そうすれば私は食べかけのチュールさえ捨てるでしょう


     おお、わが愛しのジュリニャンよ
     ぼくは船乗りじゃないけれど
     たとえあなたが最果ての海の彼方の 
     岸辺にいても、あなたほどの宝物とマグロ味のチュール
     手に入れるためなら
     危険を冒しても海に出るよ 
     そして
     あなたの願いならファミリーの名を捨てよう
     ファミレスやファミリーマートにだって行かない

     
     ああ、ロミニャン、ロミニャン
     私の命のロミニャン
     どうしてあなたはいつもそんなに調子がいいの
     お願いロミニャン、どうぞお先にいってあそばせ~~






     
     
     
     


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    えっ うそでしょ


      

     な、なんでこんなことに
     しんじられない
     ほんのすこし お手入れをさぼっただけなのに
     脱毛クリームあったぁ?

     
     
    えっ うそだ (2)







     
     ど、どういうことだこれ
     ちょっとエクササイズさぼっただけなのに
     サシミは太らないって言ったじゃん
     


     
    えっ うそだ (1)


    Photo from กลุ่มรักหมาจัง ในประเทศไทย








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    今日はイノブタですよ


     イノブタは皆様もお聞きになったことがあるだろう。
     あたくしのわずかな知識ではブタとイノシシを交配させて美味しくした家畜。
     イノシシには子供のころたくさんお世話になったと言える。
     なんせちい公ぼっちゃんの育ったエリアは山深い里。石貨が通用していたような過疎地。
     したがって都会のようにすき焼きといえば牛肉というわけもなく、多くはそれぞれの家で飼っている鶏がほとんどだった。牛肉などは町へ行ったついでに買うしかなく、そんなごちそうは年に一度あったかどうか。

     そんな環境で、まだ容易に入手できたのが猪肉だった。もちろん狩猟期間は定められていたが、主に寒い時期だったと思う、近所のおじさんが狩猟もやっていて時期には何度かイノシシの肉が我が家にもやってきた。冬の寒い日、軒先にぶら下がっている猪肉をまだ覚えている。それが保存方法だった。
     白菜やシイタケと鍋にする。我が家のスキヤキだった。美味しかった。鹿肉も食べたが少しかたく、やはりイノシシのほうが美味しかった。

     さてイノブタに話を戻そう。
     日本ではブタとイノシシを交配させて作ったのがイノブタ。和歌山県畜産試験場などが先駆者のようだ。南紀のすさみ町だったか、イノブタの牧場があった。
     なのであたくしなどはイノブタといえば魚のように養殖というイメージを抱いていて、天然のイノシシよりかは安く買えるのだろうくらいに思っていた。
     
     成人してからだが無性に猪肉のスキヤキが食べたくなり何度もデパ地下へ行ったことがある。何十年前だろうか、あの頃でも猪肉は、こましな牛肉よりも高かった。あれがイノブタだったのかどうかは定かではない。


     昨日に続いて『中年で平凡な田舎のオッサンの 目指せ!!イラストレーターへの道』様から引用させていただく、
           イノブタに先にやられる!?の巻!!


     タイトルにもあるように、このお話は、今年はタケノコが少ないうえにイノブタに食べられてしまっているというようなことだった。
     あたしがふと疑問に感じたのはイノブタという記述だった。
     普通なら山から出てきたイノシシに食われてしまったというのではないのか。イノブタとお書きになっているのは半分ジョークなのかとも考えた。

     それでお尋ねしたところ、

     「野生のイノブタです。
      もしかしたらイノシシと間違っているかもしれませんが
      もう昔からこの辺ではイノブタと言っています。
      私も何回も見ていますが恐らくイノブタだと思います
    。」

     こんなお返事をいただいた。
     オーナーのomassa様ありがとうございます。

     そうかそうなのか野生のイノブタがいるのだ。
     調べてみると逃げ出したブタがイノシシと交配して野生のイノブタが誕生しているという。
     昨日や今日の話ではないようだ。

     だからヤマト君のエリアでも出没しているのはイノブタなのだ。

     動物の世界はすごいな。
     そのうち人間との交配種、ヒトブタなどが現れるかもしれない。
     あ、そうだその種はすでにあちこちで見られるかも。
     アユタヤのレジデンスにもいたような記憶が。
     だめだ、だめだ、みすみす火の粉をあびる必要はない。

     









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    アライグマをみて我が身をふりかえる


     自分は本当にものを知らないと愕然とした。
     この写真が信じられなかった。
     
     
    あらいぐま

     撮影者omassaさんの愛犬ヤマト君が見ているのはアライグマ。

     出典:ブログ【中年で平凡な田舎のオッサンの 目指せ!!イラストレーターへの道】omassa 様より
           ヤマト、アライグマに遭遇!?の巻!!

     愛犬ヤマト君と散歩途中に遭遇したと書かれていた。
     オーナーさんにとっては初めてのことでもないらしく驚いてもいない。ヤマト君は初めてだったらしいが吠えることもなく興味深そうに眺めていたという。どんな感じだったかヤマト君にインタビューしてみたい。

     ちょうど4月1日に近い頃だったのであたくしはこりゃフェイクではと一瞬だが疑った。でもどこにもそんな記述はなく、オーナーさんはずっと拝見しているかぎりごく真面目でまっとうな方でちい公なんぞとは正反対の人物。
     
     アライグマ?
     そう聞いて皆様は何を想いうかべるだろう。多くの方はあたしとおなじ「あらいぐまラスカル」かもしれない。
     だからアライグマが棲息するのは北米やカナダだけと思い込んでいた。
     ヤマト君が住んでいるエリアは日本でもまだ温暖な地域なので信じられなかった。
     アライグマなんて動物園で見るものだとばかり思っていた。

     そして調べて驚いた。
     当然外来種ではあるが1960年代には動物園から逃走した一部が野生化し繁殖したのが確認されている。一般的には1970年代に日本で飼育されるようになったらしい。それが逃亡や飼育放棄などで野生化してほぼ全国に広まった。
     かわいい見かけとは違ってかなり獰猛らしく、ペットとしての飼育は現在禁止されている。

     ある意味かわいそうでもあるアライグマ。
     そしてふと我が身を振り返り、なんと幸運だったことかと胸をなで下ろしたくなった。
     むかし歳だけは若かったちい公、あのままノラ公でいたならしまいには食えなくなって野生化し、挙句の果てには害獣だとして追われ駆除されていたかもしれない。
     拾ってくれた魔女様に感謝しなくてはならん。


     
     







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