10月11日午前0時、日本の令和鎖国が終る。
観光、運輸などを主体に従事する多くの人々はこの日を心待ちにしていた。パンデミックの前になす術もなくただただ耐えるしかなかった。
それにしても日本のいわゆる水際対策はどうだ。
基本的な考えは最低限良しとしても、政治家、官僚の硬直した融通の効かない思考はG7をはじめとする諸外国から総スカンを食った。
観光だけではなく島国日本には欠かせない重要なビジネスでの入国も初期には有無を言わさず禁じてしまった。
すべての外国人の入国を禁じた日本。
きびしい入国制限でどうなったか。日本のコロナ感染は抑え込まれたのか。それは日本国民がよく理解しているところだ。
ここからは個人的な思いもあって書く。
もうすこし外国人の入国に関して 日本政府は余裕のある対応を示せなかったのだろうか、けっして出先機関である領事館の問題ではなく指令を出す本庁の杓子定規な考え方がすべてだった。それを思い出すと悔しくて残念でならない。
親族がいつ危篤になってもおかしくない、だからどうにかして日本へ入りたい、そんな願いも一蹴された。まだ死んでないのだから入国許可は出せないと言わんばかりの対応、ならば、親族が死んでしまえば最後の別れに間に合うだけの早さで入国許可を出すのか、葬儀に間に合うのか。
私は忘れない。
コロナに関係なく他界した私の妹は実の姉妹のように可愛がっていた義妹(義姉)に看取られることなく逝った。
最後にひと目でもという双方の願いは叶わなかった。
日本の水際対策。
これでよかったのか。
国そして国民が大きな教訓を得たならばまだ救いはあるのだが。
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