アジアの風をいっぱいに受け 雲のように日々を・・・・
人生の秋を感じながら 秋が深くなってきた。
頬にあたる風や向かいの山の色に、今年の秋もため息とともに深まってゆく・・・・
と、こんな書き出しではじめようと思ったが、今年の秋はいったいいつからはじまったのか、そんなことを考えてしばし思考停止。
秋は夏の終わりの季節そして冬の到来をつげる季節でもある。
しかし秋を人生におきかえるならけっして厳しい冬の時代を待つだけのときではない。
生きてきた青い時代を振り返り、それを財産としていかに今後の人生の糧として生かすか、ときにはそんなことを考える時間でもある。
けれども今年の秋はどうなっているのかな。
11月になろうかというときにまだ夏日があるかもしれないと気象予報。
冬はくるのかな。
12月にちょっとだけ北海道だけでも雪が降ってくれないかな。
今年、年末あたりにはなんとかして、雪がみたいと繰り返す家人オウムの口を封じたい。でないといつまでたっても宿題が終わらない感じで、呪縛にさいなまれているような気分が抜けない。
そもそも何年か前に琵琶湖畔の町で大雪のなかを歩いたのは、あれは幻だったのか。
人生は何十年か
下天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり、か。
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アユタヤ駅 ワン公は今日も忙しい イスラエルとガザ・パレスチナ。
悲惨な面ばかりの映像が繰り返し流されている。
世界のあちこちでパレスチナ連帯のデモが大きくなっている。
とすれば人道主義と人質を取られているイスラエルの権利はどうなる。
イスラエルにも人道的な見地からはその権利も保護されるべきだと思うが、人質解放を大義名分にガザへの攻撃を激化させることについては逆に人道主義からは批判もある。
もう中東にゆくこともない。
ただ日々のニュースに胸を痛めるだけだ。
人類は永遠に殺戮、殺し合いをやめることはできないのか。
人間同士が殺しあうことに大義名分などあってはならい。 タイ・アユタヤ駅からの映像が届いた。
つい最近掲載したが唄うワン公ふたたび。
10月28日午前8時。
今日も頑張っています。
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術後検診 処置後の経過は良好で問題はなかった。
血液検査表をもらった。
とりたてて治療が必要な問題はないと告げた担当医師の言葉を信じないわけではないが、いちおうHigh/Lowなどのチェックがついている個所を自分なりに調べてみた。
まあ食生活をバランスよくすればそれが病気の予防だとあらためて思った。
しばらくは激しい運動は控えるようにといわれた。
けれども歩くことは是非にと推奨される。
ちゅうことはどういうことなの。
長い距離でもゆっくり歩けということか、それとも疲れるほどの散歩はだめなのかな。
キッチンとトイレの往復と、箸と茶碗以上の重いものは持たない。
そんな生活ができるわけもなく、買い物にゆけばついあれもこれもと手が出てしまう。けっきょくかなりの重量になる。
あ、そうだ介護保険があるではないか。これを使わずに死んでしまうのはなんとも心残りではないか。
むかし母がお世話になった介護士に聞いてみた。
母親にしてくれたように食事の世話など、とくに料理などやってもらえないのかな。介護保険が使えないか。
予想通り、笑われた。
それはお手伝いさんの仕事です。ちい公さんは何でも自分でできるのですから、料理だけなら家政婦さんをさがしましょう。それに今は食事の配達サービスもたくさんありますからね。
そうだろうね、やっぱりね。
これで私が歩けなくなったりすれば介護保険の対象になるかもしれないな。
ああだめだ、こんな後ろ向きなことばかり考えるようになってはおしまいだ。
やめよう。
入院以来、思考が年寄りくさくなってきた。
看護される快適さ、快感と言い換えてもよい、あれを知ったせいだ。禁断の人工蜜の味を知ってしまった野生動物はもう自然界には戻れないのか。
今夜から月を眺めよう。
そして毎夜、吠えるのだ。
野生を取り戻すのだ。
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あたらしいコンロでなにするか さて昭和の電熱コンロに代わってIHコンロがやってきました。
タイでもIHを使っているが数年経って最初のコンロは具合が悪くなり買い替えたところ。
日本で今回買ったのはふだん使っているマスクとおなじアイリスオーヤマの製品。タイで使っているIHと比べて機能が限られてはいるが日々のクッキングができればそれでよい。だからか日本で買った製品のほうが安かった。
よくみるとタイで買ったIHのほうが一回り大きい。それにさすがだなと思うのはちゃんとタイスキのボタンまでついている。タイスキといっても日本でいうところの水炊きなのでスイッチボタンの名称はともかくそれほど特別なシステムではありません。
それでも日本市場向けの製品だなと届いたばかりのIHコンロに感心したことがある。
タイで買ったけれど家のIHコンロでは使えなかった小鍋とか小さいフライパンがある。その製品では底部が狭すぎたのでスイッチが入らなかった。
それで魔女奥シャンは日本に持ってゆけば電熱だから使えるだろうと何回か前の帰国時にカバンに紛れ込ませていた。
それでもしやと今回日本で買ったIHコンロの取説を読んでみた。なんと日本で買ったIHコンロは底部が12cm以上あれば使用可能となっている。試しにその小さな手鍋で水を沸かしてみた。なんだ、ちゃんとスイッチが入り問題なく沸騰するではないか。
さすが日本市場製品。細かいところまで日本人向けに考えている。
よきように理解しておきましょう。
電子レンジでご飯を温めながらIHコンロでおでんを。
せまいキッチンに電磁波が乱れ飛んでいるような気がした。
もしいまカメラで撮影したらちい公スケルトンが写るかも。
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最速通販そしてタイの通販事情など しかしネット通販は早い。
出店している会社にもよるだろうが、日曜は休みとなっているのにオーダーしたら月曜の午前中に届いた。
通販の受け取りはいつも午前中指定に決めている。一日中待っていることはできない。今回は日曜午前注文だったので早くても火曜の午前中だろうと思っていたが、どういう仕組みか日曜午後に手配が完了して出荷された。出荷元は仙台だったので、まさか月曜午前に届くとは思いもしなかった。それに配送会社がクロネコやサガワではなく後発の会社だったということもあり期待していなかった。
そういえば先日、新潟の業者に米を頼んだ。これも同じような具合で日曜オーダーだったので翌日配達は期待していなかったがちゃんと翌日の午前中に届けられた。日曜は休業といちおう謳ってはいるが業務は続けられているということだろう。
いまタイでもネット通販は花盛り。
毎日の買い物にもなくてはならないサービスになっている。

大手としてはLazadaやShopeeなどがあるが、自宅でスマホを立て早口啖呵売のようなものも含めればネット通販は星の数ほどある。
それぞれ客の囲い込みはあの手この手、日本と似たようなシステムだが、ディスカウント・クーポンが日本とは少し違う。日本の大手通販のディスカウントクーポンの多くは使用期限が短く一度の消費金額が一定額以上とかの制限が多い。タイのディスカウントクーポンは、まず一定の時間内だけアクセスさせクーポンを配布する。だいたい10~30パーセントオフだったり配送料無料クーポンであったりするが、日本との大きな違いはこれらのクーポンの使用期限が長いこと。したがっていくつものクーポンを貯めておける。
誰かさんは、毎日クーポンをゲットしていたら新しいものがキープできなくなった、よくみると古いのを削除してくださいとあった。いつか使うだろうと貯めすぎた結果だった。
お向かいの妹分アムなどは、ときおりうちの妻とマラソンのようなショッピングツアーに出かけるが、それでも日々のこまごまとしたものの多くはネット注文ですませている。洗剤からお菓子類までクーポンや特売情報をきっちりゲットしてスーパーや市場よりも安い値段で生活必需品を買っている。
アムの話でもうひとつ。
ネットショップには顧客を囲い込み、よりアクセスさせるためにゲームなども置いている。
そのひとつ。
ファーマーゲーム。
田んぼに稲を植え育てるゲーム。
いってみればかつての“たまごっち”みたいなもので、毎日水をやったり除草したり農業の基本的なことを続ける。
そして稲が育ち刈り取ることができたらサクセス。
商品はお米が送られてくるという。
うちの妻は、もしアムが成功したら自分もやろうと注目していたらしい。けれどアムは途中でギブアップした。
“とても稲刈りまで根気が続かないわ、そんなヒマもないし”
やっぱりね、と妻は納得したという。タイではそれほど高くないお米だが、そう簡単にはフリーでゲットはできない。
毎日夕方になると廊下のずっと向こうからにぎやかなギャングどもが戻ってくる。そしてよく観察していると、アムはほぼ毎日ネット通販の段ボール箱を抱えている。一階の受付で預かってくれていたものだ。
どうしてそれほど毎日注文するものがあるのかと不思議に思って訊いてみれば、ポテトチップスなど日々の駄菓子類までネットで買っているという。
競争の激しい業界で、消費者は利口だ。送料はもちろん無料しかチョイスしない。価格だってたとえ菓子類でもメーカーが同じでセブンなどよりも安いものを選ぶ。
これで通販会社はもつのだろうかと要らぬ心配をするが、消費者はいつも何百円の細かいものばかり注文するわけでもない、そして同じ商品をいくつかまとめた特別価格もポイントなのだろう。それで売上金額も上がることになる。消費者は何百人ではない、単位が違う。
今日は新しくやってきたIHコンロについて書こうと思っていたがながくなったのでまた次回です。
いつもありがとう。
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諸行無常 腹の虫 なんということだ。
料理ができなくなった。
倒れ荘もかなり古いが、この地を仮住まいと定めてからずっと使ってきた電気コンロもくたびれていた。
火災を恐れる家主がガスの使用はふろの湯沸かしだけに限定しているので致し方なく備え付けの電気コンロを使ってきた。鍋などはキャンプみたいにボンベの携帯ガスコンロがあるけれども、ふだんの自炊は電気コンロだった。
これでも立ち上がりは遅いが慣れれば何とか料理はできた。
こんなアナログの電熱がこわれた。
配線が切れるとかならまだしも熱はくるのだが熱くならないという、なんともおかしな、いってみればまさしく老衰コンロになってしまった。
倒れ荘の住人としてはまるで牢名主みたいにふるくなってしまった。あとからの入居者はこんな旧式の電気コンロではなくIH調理器が設置済みになっている。お隣のおじさんところも使ってはいないがIHになっていた。
家主に話せば換えてくれるのだがここにいつまでいるかもわからず、はやくはやくと腹の虫も鳴く。自分で換えようときめた。
住人が古くなりガタがきて入院もした。
こんな旧式コンロだってこわれる。
形あるものはこわれる、それが世の習い。
嘆くまい。
仙人になろうとした身ではないか。
こんなことくらいで嘆くまい。
あ、もしもしラクテンさん、IHのコンロ一個至急送ってくださいな。
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食べること 病院から戻って落ち着いたとき、まるで我に返ったような気分になった。
八月中旬に体の異変に気がついてから日本に戻り入院した。
この二か月がまるで虚構の世界にいたような感覚といえばよいのかもしれない。
記憶をたどれば、つねに頭の隅にあった身体の問題。多くの時間が健康、あるいは体調の維持という課題に費やされていたように思う。
医療によってわずかだが問題が軽減した。
かといって今までと同じような日常がおくれると思うほどめでたくもない。より以上の注意深い日々の生活が必要なのは私でもわかる。
堂々巡りを繰り返しながら気がついた。
所詮は素人、考えていることは、なにを食べればよいのか、そんなことばかりだ。結局つまるところ人が生きてゆくためにはやはりまず食べることか。しょせんちい公の思考など単純極まりない。
大した考えもなく納豆とプレーンヨーグルトを冷蔵庫に詰めた。野菜室にはトマト。これでは野菜が不足。なんだか腸内環境にばかり意識が向いているようだが別に腸に問題があるわけでもない。
しかし、こんなものばかりで生きてゆくのかな自分は。
なんだかそれも味気ないな。いつまで続くかな。
酒など飲まなくともどうってことはないが、たまにはメロンパンや鶯ボーロ、ねじった横綱あられなども食べたい。あんドーナツも捨てがたい。
けれども、もう仙人みたいに義務と根性で日々の食生活をこなさないといけないのかな。
いっそ味付きの霞でもあればほんものの仙人になれるのだけど。
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回転ずし奉行 一か月は無理しないようにといわれているので、なんだか日常の動き方まで気になる。
体内の処置部分に問題が生じれば再入院ということにもなりかねない。
とはいえスローな動きが当たり前になってはいけない。ほんものの老人になってしまう。
とにかく歩くことは大切なのでたとえ数キロでも歩く。
必然的にスーパーやコンビニが目標ポイントになり、なにか買って戻ってくる。
スーパーに高齢者が目につく。その理由がわかったような気がした。
弟が電話してきた。
メシにゆこうという。
今回は退院祝いだからいきたいところに連れてゆくといわれたが、それほど食欲があるわけでもないし、あえていうならと“回転ずし”と応えた。
なんじゃそりゃと笑われたが、回転ずしなら気分も変わってよいだろうと思った。
日曜の回転寿司は大混雑。
かなり大きな店だったが待ち時間があった。
前回の日本で最近の回転ずしについては経験しているので戸惑うことはなかった。
タブレットで注文するのが主流だけれど私は回ってくる寿司に興味があってつい手がのびる。
“そんなもの取らないでこれで注文しなよ”
とにかく弟は私に輪をかけたせっかちでうるさい。鍋奉行で、ここでは回転ずし奉行に変身している。
あれもこれもと弟は彼の妻の分までタブレットを押しまくる。
弟の妻はおっとりさんで食べるのも婆さんみたいにゆっくり。なので彼女の前には寿司がどんどん並ぶ。
私はそれがおかしくてニヤニヤしながらながめていた。
「おいおい大混雑だな。大丈夫か、食べられるか」
“このひとと回転ずしへ来たらいつもこうなんです、大丈夫食べます、好きなものばかりなの”
「ちいさん、茶わん蒸しは」
いらない。
「そうか、ま、ここの茶わん蒸しは大したことないな」
なら勧めるな。
しかし回転ずしの人間の手で握っていない小さなシャリと上にのせただけのネタ。これにもすっかりなれてしまった。
時代だね。
まずくはないのだけど。
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ああ なにか食べなくては そして牛丼 病院から戻ってしばらくぼんやりしていた。
ああなにか食べなくてはと思った。
こんなとき家人がいると申し訳ないが便利だなと考えた。
一人のときは自炊が苦ではなかった。それが当たり前と幼いころからの習性になっている。
ところが数日の入院から戻って、どうしてか自分で何か作ろうという気が失せている。
“病院から戻ったらきっと何かするのが億劫になるわよ”
だからすぐ飛行機をとって日本へゆくから、そんな妻の言葉を思い出した。けれどもいろいろ言いくるめて止めてしまった。
午後になった。
置いたままになっている書類のなかに牛丼屋の優待券をみつけた。
そういえば前回のときは期限切れで使わなかった。今回分はとみれば11月30日期限になっている。
まだ使えるではないか。
ながく牛丼など食べていない。
タイでも作ったが豚丼だった。
我が倒れ荘から牛丼屋までは歩いて20分ほどだからそこそこの距離はある。
よし運動がてらにいってみよう。
歩きはじめたミヨチャンみたいに右足そして左足、そろそろと歩いた。が、天性のせっかちはすぐ早足になる。それを自分でなんども戒めながらたどりついた牛丼屋。
メニューをみて急に空腹を感じた。
テイクアウトで並牛丼と牛皿大を、そうだ隣のおじさんにも差し入れしようとそれぞれ2つずつオーダーした。お隣さんとはタイから戻って電話で話しただけで会ってはいない。今回は適当なお土産もなかったのでちょうどよい。
全部で2000円とすこし。
優待券が500円×4枚と小銭で支払い。
なんだかすごく得した気分になった。
利回りのよくない分このような優待券でごまかされている気がしないでもないけれど、食い物の優待券には魔法の力があるようだ。
久しぶりの牛丼。
牛皿大までは多かったけれど全部食べてしまった。
お隣のおじさんにも会えたし、よかった。
この日はこれだけで安静にして休息。 
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