ยินดีต้อนรับสู่ Blog ของฉัน [ไดอารี่เกี่ยวกับเมืองไทย โดย Mr.Chiikou]
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夜明けとともにセミがにぎやかだ。
ゆっくり眠れない。
歳のせいか目覚めが早い。
昼頃まで眠れた時代がなつかしい。
忙しく働いていた母親が呆れたように起こしにやってき、挙句の果てには水をかけられたこともあった。
「こんな時間まで寝ているのは○○だけです」
言葉にして書くこともできないそんな放送禁止用語を平気でのたまう母だった。
お盆の季節がちかいせいか母を想い出すことが多い。
ときどきの散歩で通りかかる老人施設のせいかもしれない。
さほど遠くない場所に二か所施設があって、母はそのどちらにもショートステイをしていたことがある。
1週間か10日ほどのステイだったが日本にいるときはこまめに会いに行ったものだ。
車いすを押して表に出る。
公園のベンチでタバコを吸った。
そうだあのころは自分も愛煙家だった。母の楽しみな時間でもあった。
タバコをふかしペットボトルのお茶を飲みながらとりとめもない話をした。
すでに90歳を超えていた母だったが思考回路はしっかりしており冗談にも応じた。
そういえばもう花火の季節。
ある年の夏。
母を救急車で運んだことがあった。
ドクターに延命措置の必要ありなしなど書類を書かされ母を入院させた。
帰り道、遠くで花火の音が聞こえていた。
ビルの谷間にこだまする音だけの花火。
そうか今日は花火大会だったのだ。
暗い気持ちで歩きながら、今回はもう覚悟をしないといけないな、そんことを考えていた夏の夜だった。
しかしそのときは入院だけですんだ。
それから何度か緊急入院させることがあり、そのたびに家族としての覚悟を求められたが、そのたびごとに母は生還し、その生命力の強さに驚きもした。
人生後半になってからの夏。
記憶はなぜか母の想い出につがってゆく。
もしかするとこれは母に会う時期が迫っていることの予兆なのか。