ยินดีต้อนรับสู่ Blog ของฉัน [ไดอารี่เกี่ยวกับเมืองไทย โดย Mr.Chiikou]
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何年ぶりだろうこの町へ戻ったのは。
多感な学生時代、中学校から高校の頃に住んでいた町。
いつも海鳴りが聞こえてきた家、さして広くない借家、そこが自分の人生で二度目にできた実家であった。
相変わらず物が多く雑然としている。
母は物を捨てない人だった。子供たちがせっせと整理をしなければ、それこそよく話題になっているゴミ屋敷になり果てたかもしれない。
北側の陽の射さない場所に狭い部屋がありそこに二段ベッドが置いてあった。
いまはもうガラクタばかりの物置部屋だ。
小さな鳴き声に目を凝らすと子猫が二匹、壁際に積まれた段ボールの上からこちらをみている。
どうしたのだろう、こんなところに子猫が。
「どうした? 誰かに捨てられたのか?」
家の中に捨て猫などいるはずもないのにそんな言葉が出ていた。
産まれてまだ一カ月ほどだろうか、それでも足はしっかりしているようで二匹とも弱っているようには見えない。
「どうした? ここのおばあさんに拾われたのか?」
すると一匹の方が話しかけてきた。
「ダメもとで言うのだけど、ここへ置いてくれないかな」
しっかりした口調に、こちらがあわてた。
「置いてくれって? この家には一匹おおきな猫がいただろう、あれはどうしたのかな」
「あれなら玄関の下の方でいつも寝ているよ」
そうか、しかし、困ったことになった。
この家は母親が一人で暮らしている。二匹の子猫を黙って引き受けてくれるだろうか。
今となれば一介の旅人に過ぎない自分が彼らを連れてゆくわけにもゆかない。
お腹が空いているかもしれないな、とりあえずミルクでもあげようか。
不思議なことに冷蔵庫にはバンコクで使っている大きなミルクボトルが入っていた。
「ペチャペチャ」
うまそうにミルクをなめる子猫たち。
あたしは彼らをながめて立ち尽くしていた。
そこで夢は終わった。
毎日、人様のブログでかわいいワンニャンを見ているからこんな夢を見たのかもしれない。もしかすると昨日掲載したニャンがなにかの信号を送ってきたとも考えられる。
あの二匹の子猫が気になってすぐメモにした。