妻よ わが妻よ
日々のドキュメント 旅 アジアยินดีต้อนรับสู่ Blog ของฉัน [ไดอารี่เกี่ยวกับเมืองไทย โดย Mr.Chiikou]
ようこそいらっしゃいませ、ありがとうございます
12月になりはやくも数日が過ぎた。
去年の今頃は何をしていたのかな。
ふと気になってあちこちのファイルを開いてみた。
去年の12月はバンコクにいたのだが、あ、ちょうど今日、妻と二人で日本へやってきた。
そうだ、妻は雪が見たいとこの時期を選んだのだった。
ところが意に反して暖かく、二週間の滞在中に雪を見ることはできなかった。
次回は来年2018年1月20日だから今度は大丈夫だろう。
近場でダメなら少々遠くても雪のある場所まで連れてゆこう。
妻が動画を送ってきた。
タイ人ツーリストが北海道の雪の中で転げまわっていた。
「楽しそうでしょ。わたし、こんどはぜったいに同じことをするわ」
幼少期、冬ともなれば川にも氷が張る場所で過ごした身には羨ましくもなんともないが、暑い国で生まれ育った彼女にとって雪景色は神秘なのだ。
つま先から寒気が上ってくる冬なんて、おー嫌だ、と思うがもちろん口には出さない。
妻の笑顔はいまのあたしにとっては最上の喜び、そして彼女が感じる幸せはかけがえのない記憶となる。
書きながら思い出した。
彼女を妻とするまでの自身のドキュメント。
前回は空港でイサーンへ戻るあたしを見送りにきたところまでだった。
ひとつお断りしておかねばとおもう。
なぜ自分自身の日々そして思いを脚色なしで綴っているのか、その理由について。
それは、ただ、いつかおそらく妻が読むであろうことを想定しているからにすぎない。
いつになるだろう、ほぼ100パーセントの確率で、あたしが先に次の世界へと旅立つ。
子供のいない妻に残されるのは亭主と過ごした年月の記憶だけ。しかもそれは他の家庭と違って人生のほんのわずかな期間の想い出。
彼女の長い人生からすれば刹那の記憶にすがって独りで生きろというのはあまりにも不憫だが、そのことについて彼女は他の選択肢を持たないことをあたしは知っている。
だから日本人の亭主がいかに妻である彼女を愛しんでいたかを書き残しておこうと考えた。
そしてそれが独り残された彼女にとって、この世で生きるよすがのひとつにでもなればと願っている、ただそれだけのことなのだ。
コメント
今まさに「おー、いやだ」のど真ん中にいます。雪見にくるなら遊びにおいで・・・と言いたいところですが私のうちは農家の古いあばら家、南国のマンゴーなんかあっという間に凍り付いてしまいます。
奥さんタイの人なんですね。優しくて明るい人なんだろうな。前のはヨーロピアンでした。それこそ鬼嫁通り越して映画で見る竹ぼうきで亭主を追い回すような優しさのみじんもない女性でしたよ。
2017-12-03 10:23 sukunahikona URL 編集
Re: sukunahikona 様
思わず笑いました、いただいたコメント
そうですか
人様のことは言えませんが
なかなか面白そうな人生ですね
いろいろお話をお伺いしてみたい
そんな気持ちになりました。
そうかもう雪の中ですか
お家にはともかく
次回の1月には近隣まで出かけようかな
などと勝手なことを考えております。
それから妻についてですが
長い人生でこれほど純粋でやさしい心根の女性は
はじめてといってもよいくらいです。
私がすこし心のこもった言葉をささやくと
涙を流して喜ぶのです。
こんな魔女は古今東西かつて存在しなかったかもしれません(笑)
2017-12-03 11:24 ちい公 URL 編集