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    幼馴染みはどこに

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    12 /08 2017


      ยินดีต้อนรับสู่ Blog ของฉัน [ไดอารี่เกี่ยวกับเมืองไทย โดย Mr.Chiikou]
      ようこそいらっしゃいませ、ありがとうございます

     
     とある写真ブログが気になっていた。
     いつものように巡回するブログのひとつ。

     美しくうつりかわる日本の景色や可愛い動物ではない独特の視線で切り取る風景写真。

     どこかで見たことがあるのではないか、作品そのものではない、作者の持つ目線が自分の遠い記憶につながっているような、そんな思いがずっと消えなかった。

     そうだトシオさんだ、彼の写真に似ている。

     トシオさん。
     まだ中学生の頃。
     トシオさんは2歳年上の兄のような存在だった。
     高校受験を控えていた自分にたくさんの参考書をくれ「ま、お前なら大丈夫だけどやっておくに越したことはないからな」 
     そう言った彼はすでに山をいくつか越えた遠い町の高校生になっていた。

     それから何年か過ぎた。
     高校を卒業したトシオさんは都会に出て、とある現像所に勤め、あたしはおなじ街の大学生。
     なんどか彼の会社に行き、メシにも連れてもらった。

     高校時代に交通事故で足がすこし不自由になった彼はいつも片足を引きずるように歩いていた。
     そんな彼の趣味がカメラだった。
    「いつか小さな写真屋でもやりたいな」
     口癖のように話していた。

     社会人になっても時折の交流はつづき、季節ごとに彼からの写真ハガキが届いた。
     霧のなかに真っすぐにのびる杉林のハガキは夏だった。
     そんな写真があるかと思えばテント暮らしの人々や廃屋ばかり撮っている時期もあった。

    「人が住まないとこうなるんだよ」
     そのハガキに写っている荒れ果てた家。
    「おお!」
     思わず声が出た。
     昔の我が家だった。
     何もせず人に貸すこともせず放置されたままの無残な姿。

     あの頃から何十年が経ったことか。
     トシオさんはどうしているのだろう。
     探し出してでも会いたい気分と、いや今さら会ってどうする、元気で暮らしているならよいが・・・。
     ふたつの気持ちがせめぎ合っている。




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    ちい公

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    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い