
天橋立から京都に戻った。
夜は京都で一泊。
そして芝居見物。
妻にとって大衆演劇はもちろんはじめて。
亭主もあながち無関係ではない世界なので一度はみせておきたかった。
この公演をセッティングしてくれた妹サクラにこの場を借りて感謝。
この夜、妻はあでやかな役者に感嘆しきり。
夜は亭主ではなく役者の夢をみたそうな。


今、大衆演劇ってこんなふうになっているんだ。
私が子供のころ、あのころはドサまわりといっていて製紙工場の芝居小屋によくかかりました。
昼間は役者たちが幟をたてたオート三輪に乗って宣伝にきました。私はあのどぎついイメーク、とくに白い顔のなかで目だけが黄色く血走っていたのとしゃべるたびに耳のあたりでカツラがフカフカ動くのが恐くて、いつも家に逃げ込んでいました。
芝居小屋には人力で動かす廻り舞台があって桟敷や花道もある本格的なものでした。で、役者がアドリブで「ここで泣く」などと客に要求したり、投げ銭が雨あられと投げられたり。これぞライブといった感じでなかなか面白かったですよ。
姫様ありがとうございます
そうです昨今の芝居はかなり洗練されたものになっています。
懐かしい投げ銭はありませんが直接ひいきの役者に万札をクリップでつけたりしています。この時だけはあたくしも役者になりたいと言い彼らに笑われます。
Author:ちい公
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空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い