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    あの日、水と魚たちと

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    05 /11 2018

     
     好きなブログのひとつでもある  shrimp cafe 

     名前の通り現在はエビを主体に飼育されているようだがグッピーなどの小魚もいて動画を拝見していると飽きない。

     水槽の中を懸命に泳ぎあるいはゆったりのんびり動いている魚たちをみているのが好きだ。

    shrimp cafe (3)

    shrimp cafe (2)

    shrimp cafe (1)

    写真はすべてshrimp cafe様より拝借


     こういうのも幼児体験というのだろうか。
     険しい山と山に囲われた村で過ごした幼児期から水そしてそこに棲む魚たちとの触れ合いははじまっている。
     貧しい農村では魚は食用として貴重なたんぱく源でもあった。そのためかどうか多くの家では泉水があり鯉や釣ってきた渓流魚が飼われていた。

     我が家も例外ではなく庭の泉水には鯉やウグイ、アマゴなどが泳いでいた。
     しかしなぜか泉水の魚を調理して食べた記憶がない。豊かではない家だったが、それらは主に観賞用としての地位が確立されていたような気もする。

     我が家に初めて水槽が置かれ金魚が泳ぎ始めたのはもう都会の中学生になったころで、それが金魚たちとの最初のふれあいでもあった。

     大人になっても心のどこかには金魚が泳いでいたようで転居を繰り返した時期も常に水槽があったような気がする。

     彼らが卵を産み受精する。
     またひとつ水槽を増やし小さな命を懸命に育てた。
     生エサがないときは茹で卵の黄身をすりつぶして与えたものだ。

     書き出すときりがない。

     水槽の中をじっと見つめているといつも不思議な世界に迷い込んだ。
     そこは小宇宙であり育った金魚は青年になり冒険の旅に出る。
     そんな話を書いたのもいまはただ懐かしい。

     阪神淡路大震災が起きた。
     そのころすでに日本を出たり入ったりする生活がはじまっていたが、留守の間も金魚たちを世話してくれる女性がいた時期と重なる。

     激しい揺れに飛び起き、まず見に行ったのはいくつかあった金魚の水槽だった。
     すこし位置がずれ水もこぼれてはいたが大事には至らなかった。
    「大丈夫~~?」
     寝室から顔だけ出した女性がくぐもった声で聞いた。
     
     何年かともに生活した女性だった。
     夜の店のママでもあった。
     のんびりした人で、良く言えば多少のことには動じない女性だったが、なぜかこの朝の声が妙にのんびりしていて悪く言えば間が抜けており、それが自分の気持ちをイラつかせた。
     
     その後、海外生活が長くなり、水槽も女性も目の前から消えることになった。そのきっかけがあの朝だったのかもしれないと今になって思う。

     水と魚たち、そして、金魚水槽の思い出はつきない。

     またふたたび水槽を眺める日々があるかもしれない。今度はいつも自分で世話ができるだろう。
     もういいだろう。そんなおちついた日々を過ごすのも悪くない。

     他所様のブログをながめていてそんな予感がするバンコクの朝。
     
     
      

    コメント

    非公開コメント

    おはようございます。
    今日のお話を読みながら、わたしは、森を想像していました。

    水槽の世界に見える、自分の心の風景。
    朝からほっこりとさせていただきました。

    山の中の一軒家生れです。

    おはようございます。

    >仕事の内容が変わってきまして舞台脚本などを頼まれるようになり

    そんなお方とは知らず。
    「表現が上手いですね」なんてコメントして恥ずかしいです。(謝)

    僕のブログを紹介して頂き恐縮です。
    始まりは金魚です。
    山間の湧き水が出る土地に家を建て、田畑を開き営む。
    そんな所で僕も生れました。
    そんなド田舎なのに何故か、
    物心ついた時には下駄箱の上に金魚の水槽があり、
    水槽の上のカゴの中では十姉妹が鳴いていました。
    親父が生き物が好きだったんです、カメラもです。
    今までで、水槽が無かったのは、18~22才の5年間だけです。
    1995年の震災の時は、120cm水槽が8本ありまして、水浸しです。(笑)

    是非、水槽を置いて何か飼ってみて下さい。
    バンコクは観賞用熱帯魚の改良繁殖が盛んな地、
    何かおもしろい物があるはずです。
    僕も、一度で良いから行って見たいです。

    今日から小旅行ですね。
    良い思い出を。

    Re: 窓 様

    窓 様 おはようございます。
    そしてうれしいコメントをありがとうございます。

    ヒトは元来水生生物だったのでしょう
    水の世界を見ていると不思議な感覚もしくは
    ホットするような気分と言い換えてもよいでしょうか
    時間を忘れる時があると気づきました。
    それはもしかすると母親の胎内の記憶かもしれません。

    Re: kotobuki 様

    kotobuki 様 おはようございます。

    > 山間の湧き水が出る土地に家を建て、田畑を開き営む。
    > そんな所で僕も生れました。

    不思議な偶然を感じますね
    同じような感受性をお持ちかもしれません。

    私もいずれ水槽を手に入れるかあるいは引っ越し予定の先で
    なんとかして小さな池を持てればいいなとも考えています。

    着物を着て庭の池で鯉にエサをやる
    悪玉ボスのイメージそのまんまでござりまする。

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い