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    尼僧と呼ばれる魔女

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    06 /24 2018

    尼僧と呼ばれる魔女

    尼僧


     日曜日はファミリーデー、と勝手に決めたのはあたくし。
     そんなわけで今日は魔女奥さんのトピックでござります。

     ご存知の方も多いが自宅のあるコンドから大通りまでは15分くらい歩く。
     途中にたくさんの犬や猫を見かける時がある。
     魔女はいつも彼らを眺め、可愛いかわいいと言う。ときには生まれたばかりの子猫たちも見かける。

    「可愛いと思うのはよいけれど、あまり彼らに感情移入してはダメだよ」
     あたしが心配するのは彼らに不幸な出来事がありそれを知った時の妻の悲しみ。

     のろけでもなんでもなくうちの魔女、魔女とは名ばかりで実のところとてもやさしい心の持ち主。それだけに繊細で傷つくことも少なくない。
     皆様方のブログで悲しい話を知ったときには涙を流す、こんなことは一度や二度ではない。

     オフィスでの話。
     ダンゴムシがどこからか入ってきて床を歩いていた。
     彼女は自分で触ることができず近くの女の子に、
    「ねえ、この虫表に出して、お願い」
     すると言われた女子は足で踏みつぶしてしまった。

    「キャ~なにするの!」
     その声にでに女の子が驚く。
    「殺したらダメじゃないの! 表に出して!」
     先ほどまでキャーキャー騒いでいた同じ人物とは思えない剣幕で怒った

     言われたほうは何がなんだかわからず、
    「救急車呼んで病院へ連れてゆきます?」
     それでみんな大笑いになってその場は収まった。
     もちろん妻も本気で怒っているわけではないが小さな命でも目の前で失われることが耐えられないのだという。
     
    「私がパチンとできるのは蚊だけ」
     自嘲気味につぶやく。
     たしかにゴキブリでもたとえそれが小さなチャバネでも大声で助けを呼ぶ。
     部屋にも時々ヤモリが入ってきている。もちろんあたしも彼らは虫を食べてくれるので敵視は決してしない。
     ときには台所に小さな糞が落ちている。

     ゴキブリを見かけたとき通り道に殺虫剤を巻こうと提案したが拒否された。
    「もしチンチョ(ヤモリ)がいたらどうするの、よくないでしょ彼らにも」

     そんな彼女をいつもみている同僚たちが新しい呼び名をつくったという。
     メーシー・パーンさん【แม่ชี = mae chee】、メーシーとは尼僧の意味だ。

     そんな話を聞いたある夜、
    「そうか尼さんか、いいねぇ」
     言いながらあたしは余計なことを口にしてしまった。
    「尼さんなら、夫婦でも夜のあれは禁止だな」
    「バカ!!」
     叱られたことは言うまでもない。

     

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    ちい公

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    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い