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    Tea Brake 自転車に乗った日

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    07 /28 2018

     
     子供時代、自転車はあこがれだった。

     ・・いつになったら自転車を買ってもらえるのかなあ。

     同級生の何人かが自転車を持った。小学校二年の頃だった。
     自分も自転車がほしい。けれどもそんなことは言い出せなかった。お坊ちゃまとはいえ家にそんな余裕がないことはよくわかっていた。

     三年生になった。
     そのころの学校では珠算の時間もあって全国で実施される検定にも参加した。何級だったかはっきり覚えていないのだが六年生の時に2級検定にチャレンジしているからおそらく4級くらいの検定試験だったと思う。
    「今度のそろばん検定に合格したらなにかプレゼントしてあげる」
     母が言った。
     とはいえそれが自転車になるとは考えてもいなかった。

     発表の日。
     合格通知をもらっていさんで戻った。
     母が丘の上で待っていた。そして大声でこう言った。
    「自転車小屋の中を見てごらん~~」
     三軒の家があるのは川向かいの山肌。渓谷につり橋が架かっており渡り切ったところに三軒の家の自転車小屋が並んでいた。

     トタン板のドアを引き開けた。
    「わあ!」
     新しい自転車だった。ハンドルがピカピカ光っていた。

     母は息子が検定を合格するだろうという見込みで村で一軒の自転車屋に注文していたのだ。そして今日学校に電話して結果を聞いてから自転車を届けてもらったのだ。

     生まれて初めての大きなプレゼント。
     学校に入る前、町の写真屋の前でカメラがほしいと駄々をこねたときも当然買ってはもらえなかった。
     まだ安いアジア製などが輸入される前、自転車はカメラに匹敵するほどの高級品だった。

     さっそくピカピカの自転車に乗って川下の友達を訪ねた。その彼もすでに自転車を持っており、いっしょに学校まで走ろうということになった。

     その日、ピカピカの自転車で走る少年。ハンドルさばきもみるからに危なっかしい運転は大変な結末になるのだが、また機会があれば続きを書きましょう。




     では今日の動画「アニキはつらいのよ」どうぞ






    コメント

    非公開コメント

    ふりチンかよ!(笑)

    ギャートルズ様、こんにちは。

    いきなり補助車なしですか?
    最近は、補助車を付けずにペダルを外して、路面を両足で蹴ります。
    そうする事で、ハンドル操作が直ぐに身につき、
    その日の内に乗れるように成る子も居ます。
    補助車に頼ると、いつまでも乗れないのです。
    専用の自転車もあります。
    http://www.henshinbike.com/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=013-01-henshin

    >海のある町へ行こうとすれば早朝のバスで2時間は揺られたでしょう。

    四万十川の源流辺りですか?

    >考え方によればkotobuki様のふるさとはとても恵まれた場所ですね。

    そう言われて見れば、そうかも知れませんね。
    曲がりくねったリアス式海岸沿いを、
    JR山陰本線と国道9号線が併走し、海と山が近い場所です。
    温泉も近くにあり、世界遺産の石見銀山まで車で10分です。
    https://www.google.co.jp/maps/place/〒699-2301+島根県大田市仁摩町仁万/@35.1514655,132.3958895,15z/data=!4m5!3m4!1s0x355a0559c7b62f51:0xd2ae9123e89a2de8!8m2!3d35.1511943!4d132.4023977

    最後のリンクが、思うところに飛んでくれません。
    全部をコピーして貼って頂くと、僕の田舎に飛びます。

    Re:kotobuki 様

    MAP 見ましたよ ありがとう
    よさそうなところですね

    残念ながら私の行ったことのない県です
    しかしいまも昔の景色がそのまま残っていそうな雰囲気も。

    長くお帰りになっていないとか
    大阪などよりはるかによい場所に思えますが

    しかし住めば都という言葉もありますからね
    第三者が一概に決めつけることはできません。

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い