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    ああ夏休み 劣等高校生② 大学までの道

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    08 /09 2018


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     8月6日付【劣等高校生① 大学生になれるのか】の続編です。

     高校2年の冬休み前には絵にかいたような劣等生になっていたちい公坊ちゃま。
     学年文系総数400名ほどのなかでビリから数えてベストテン入りを果たしてしまった。後々考えるとこれはこれでなかなか難しいことでもある。いかに勉強しなかったかお分かりいただけるだろう。

     あのころいったい何を考えていたのだろう。
     テスト以外のことを思い返せば、ただただ楽しい日々だった。

     二年生になり同じクラスに彼女ができた。二人の関係はすぐ噂になり学年中が知るところとなった。
     毎日授業が終われば二人で電車にも乗らず歩いた。たいした話もせず彼女の家まで歩いた。ただそれだけだったが幸せだった。
     毎日彼女の顔を見る、それだけで幸せだった。

     将来のことなど考えもしなかった。それが少しずつではあるが彼女の心に一抹の不安を生じさせていることなど考えもしなかった。

     ある日、担任に呼ばれた。
     冬の夕日が長く伸びていた音楽室。
    「大学どうするんだ」
     担任は窓の外に顔を向けたまま言った。
    「このままだったら入れるまともな大学なんかないぞ。お母さんも君に期待してるだろ、そのこともよく考えないと」
     至極もっともな話だった。
    「それからな、彼女のこと、つきあうのは悪いとは言わないがまずその前にやるべきことがあるだろ」
     おおむねそのような話だった。
     いつも冗談ばかりだった担任がすごくまともな大人に見えた。
     けっして怒っているのではなく淡々とした口調に返す言葉もなかった。

     あの冬の日。音楽室。
     一生忘れることのない記憶。
     劣等生が自分の針路について考え大きく舵を切るきっかけになった日。

     そしてもうひとつ。
    「大学行くんだろ、ならいっしょにやらないか」
     三年生になる春休み、声をかけてくれた同級生がいた。



    コメント

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    青いレモンの味

    ちい公さまも青いレモンを齧りましたね。
    「進路の妨げになる恋路」

    高校生の頃、私にもそんな悩める少年が現われましたよ。ただし、名前も知らず言葉も交わさないで終わるという青いレモンにさえならなかった。

    小さく折りたたんだ紙切れに「ぼくは勉強しなければいけないこんなときに。でも苦しくて言わなければいられない」と小さな文字でびっしり書かれた恋文。
    で、それっきり。
    思い出すのは田舎の坂道を釣竿を肩に友人と登ってくる彼とすれ違ったことだけ。そのときの連れの少年の「お前、どうするんだ」という戸惑った顔が今でも浮かびます。

    Re: 青いレモンの味

    Re: 雨宮清子(ちから姫) 様

    ありがとうございます。

    なんともお恥ずかしいかぎりですが
    そう言いながらネタにしてしまうという。

    姫様に焦がれる少年
    かわしそうに青いレモンにふれることもなく・・・

    ひきかえ私の恋はかじるどころの騒ぎでなくなってしまいました
    けれどもこれはブログでは書きません(笑)

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い