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    おいおい酔っ払いかよ

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    08 /21 2018


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     打ち合わせで会うことになっていたプロデューサーが骨折したという。
     本人から直接ではなく人を介しての話だったので確かめてみると肋骨にヒビが入っただけだという。

     大したことはなく動けるというので出かけていった。

     どうせ酔っぱらってつまづきでもしたのだろうと思っていたら案の定だった。
    「どっかの店で転んだのかい」
    「いや、そういうわけじゃないんだ」
    「なんだ、覚えてないのか」
    「う~ん。たしかね三人でまず寿司屋へ行ったんだけど、そこは僕が払ったのは覚えてるんだけど、そのあとクラブみたいなところ二軒行ったらしい」
    「おねえちゃんがきれいすぎて記憶が飛んだか?」
    「自分で立てないほどだったらしい、あとで聞いたんだけど」
    「肋骨にヒビが入るなんてどこで転んだんだ」
    「それがはっきりしないんだ」
     家の前まで送ってもらったのはかすかに覚えているのだが、
    「次の日の朝、起きようとしたら激痛が走って」
    「バカだなあ」
     二の句が継げない。
     これで来年は還暦だというのだから、あたしも含めて男ってのはしようがない。
     
     よくよく考えてみるとキッチンに戻ったとき、ふらついたはずみにイスかなにかで打ったようだ。
     痛みがおさまりそうにないので医者へ行った。
    「これは肋骨にヒビが入ってますね」ということになったという。

     喫茶店で仕事の打ち合わせ。
     映画から舞台まで幅広いジャンルでプロデューサーや演出をつとめる彼はこの業界では顔が広い。
     あたしとの話は小さな仕事から、国をまたいだ仕事まであれこれ。

     終えて表へ出た。
     夕方だがまだ陽は残っている。
    「さあ冷たいのを飲もう、お腹もすいた」
     とあたし、
    「えっ、だめだよ今頃から、まだ陽があるじゃない」
    「ケガ人は酒がダメなら水でも飲んでおけ」
    「だいたいさ陽のあるうちから酒を呑んじゃいけないってのは親の遺言なんだ」
    「ああ、そうかそうか、さあ入るぞ」

     いつものことだが打ち合わせでしゃべっている時間よりも呑みながらのバカ話のほうが長い。

     そんなわけでまたいいかげん酔った夜。


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    ちい公

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    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い