FC2ブログ
    にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由人へ

    へいダンナ宿替えだってね

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    09 /14 2018

    1536788828823.jpg

     
     いざとなれば引っ越しなんぞ、どうってことはない、と高をくくっていたちい公ダンナ、魔女奥さんに、
    「来週末に引っ越しね」
     宣言されてしまった。

     田舎に行けると多少楽しみにしていたのだが、ここにきて大都会バンコクに未練のようなあるいは一抹の寂しさにも似た感情が湧き出ていることに気がついた。

     これぞまさしく都落ちか。
     とはいえあたしの都合で落ちてゆくわけでもなく、また奥ちゃんが地方に追いやられるのでもない。
     彼女にとっては将来への安定した基盤づくりであって、あえて言えば空行く雲のような三文亭主を持つことになってしまった女の細腕繁盛記みたいなものだろうか。

     会社から戻った奥さん、何を言い出すかとおもえば、
    「会社の子たちがあなたのことを心配してるわ。みんなあなたの気分を気にしている」
    「なんで?」
    「田舎へ行くのでかわいそうと思ってるんじゃない。だってあなたは街の人だから」
    「あたしゃね、奥さんのゆくところラオスだってミャンマーだってどこでもついてゆきますよ。なんせ忠犬ちい公だからワンワン」

     夜になって妹POMからLINEがきたという。
     Pernおばちゃんの引っ越しが来週だとママに聞いてミルキーが、
    「Pernおばちゃん、行ったらいやだ、いやだよぉ」
     泣いているのを録音してママが送ってきた。

     じつは妹POMも同じ思いなのだ。せっかくすぐ近くに住むことができたのにという思いがあるようだ。
     
     音声メールを聞いた魔女おばちゃん、すぐに目を真っ赤にして唇をかんだ。
    「ミルキーかわいそうに・・・」
    「何を言ってるんだ、外国へ行くわけじゃないんだよ、たかがすぐそこアユタヤじゃないか」

     あたしもそれ以上なにも言えなかった。彼女たちの気持ちはよくわかる。第三者が思う以上に強い結びつきがある。

    「明日、POMとランチするわ」
    「そうかそれはいい」
    「ミルキーの様子も聞きたいし、それに洗濯機を決めとかないとね」
     新しい洗濯機、雨が続いても大丈夫なようにドラムの乾燥式を買うという。
    「それはいいね」

     ちい公はただ賛成票を投じるのみ。
     我が魔女キングダムで白票以外はありえず、もし間違って反対意見などを表明すれば『鎖つなぎ三日の刑』かもしくは『呪い涙の刑』によって地獄の責め苦を味わうことになる。
    「さんせ~い、さんせ~い、はんたいのはんた~い」

     今日も我が国家は平穏なり。


    なんにもなかった草っぱらに
    突如出現した魔女帝国

    DSC_2821.jpg

    DSC_2827.jpg

    DSC_2829.jpg

    辺りにはなあんにもニャイ
    DSC_2825.jpg







    コメント

    非公開コメント

    おはようございます

    おはようございます。
    ツインズが離れるのって…言葉に言い表せませんね。
    特に、奥さま達はいろいろなことを乗り越えておられるから。

    私もどんどん片割れと離れてしまっているので
    お気持ちわかります。
    それでも同じ国内と言い聞かせ。
    絆はかえって強まったかなって思ってます。

    でも、ミルキーちゃんの寂しい気持ちもわかります~(>_< )
    ちい公さま
    奥さまを支えてくださいね(なんて偉そうでごめんなさい)

    Re:つばさぐも 様

    つばさぐも 様 こんにちは
    あたたかいお言葉、ただ感謝です。

    妻にも話して聞かせます。
    おなじツィンズの方からのメッセージは
    きっと心に響くものと思います。

    そうですね、仲の良い姉妹、離れてしまうと寂しく感じるでしょうね
    せめて私が心の支えになれればと思いますが
    まあしかし
    あまり気にせず自然体でちい公ダンナは飄々と
    奥様を笑わせましょう。

    つばさぐも様 いつもありがとうございます。

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い