FC2ブログ
    にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由人へ

    アユタヤの歴史にみるタイ人気質

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    10 /15 2018

    DSC_0160.jpg
    遺跡群の横をチャオプラヤー川
    ゆっくりとバンコクへ向かって


    DSC_0163.jpg
    美女は何をおもう
    ああソムタム食べたい
    お願い、振り向かないで!!




     アユタヤから北、タイ中央部にはスコータイ遺跡がある。
     アユタヤ王朝が隆盛を極めるまで栄えたが内紛やアユタヤとの戦いで衰退していった王朝。

     スコータイもアユタヤも遺跡が点在し、じっくり観察しようとすれば1日では物足りない。

    アユタヤで多くの観光客を集めている寺院遺跡・
    Wat Chai Wattanaram (ワット・チャイ ワッタナラム)については昨日その理由などについてふれた。


    DSC_0150_20181009180322e55.jpg


     アユタヤの遺跡群、仏像にはほとんど首から上がない。
     ビルマ軍に徹底的に破壊された痕跡である。

     以前日本人が書いたものを読んでいて、アユタヤの歴史を考えればタイ人がビルマ、今のミャンマーに対してよい感情を持ってないというのもうなずける、というような記述があった。

     まったくの机上の空想でしかない文章だった。
     今回アユタヤを訪れたのを機に同行者はもちろん遺跡に来ていたタイ人の何人かに同じインタビューを試みた。

     約半数の人々はアユタヤ王朝がビルマ軍に滅ぼされたことを知っていた。だがそれもこの地へ来て説明文を読んだからというものがほとんど。
    しかし現代人としてミャンマーに対してはどのような感情を抱いているかと問えば、
    『いまはたくさんミャンマー人もタイへ来て働いているし国同士の関係もよいから、そんな昔の歴史は関係ない』
     これが一般的な答えだった。争いごとを好まぬタイ人らしい答えともいえる。

     大学も出て比較的ちゃんとした教育を受けている後輩アムちゃんに言わせると、
    『過去の歴史はもう歴史なの。それを引きずって憎しみあうなんて何があるかといえば不幸がのこるだけでしょう。未来へ向かうためには憎しみなんて必要ないと思う』

     またうちの魔女さんに言わせると、
    『歴史の時間に高校で習ったくらいだから何も感じないわね。ミャンマー人だってたくさんタイに来ているし。だいたい大学では経営学を専攻したから歴史は苦手だわ』
     ということで話にもならなかった。

     しかし人々の意見を聞いているうちに、そうだろうな、さもありなん、とあたしは思った。

     クウェー川(クワイ川)に代表される大戦中の日本帝国軍の暴挙は誰でも知っているし、またタイ国内においても東北部まで日本軍が進駐していた。
     当時を知る老人がいみじくも話してくれた。
    「わしはまだ子供だったが日本軍が来たときはほんとに怖かった。とくに何をされたということはなかったのだが、これは噂だったのかも知らんが、女は犯され牛や豚は盗まれるという話はたくさん聞いた」

     しかしだからといって現代タイの人々が日本人を毛嫌いしているかといえばけっしてそうではない。それは拙ブログをお読みいただいている読者の皆様もよくおわかりのことだと思う。

     タイを表現する言葉【マイペンライ】
     いいよ、なにがあっても、どうにかなるさ、気にしない気にしない、そんな感じだろうか。
     鷹揚なのだ。
     それはこの広大な大地がはぐくんできた大らかさともいえるだろう。

     いつまでも先の大戦の出来事を都合よく解釈し錦の御旗の如く振り回すどこかの半島のちっこい国とは大きくちがうのだ。

     そもそも人間としての容量がちがってみえるのはあたしだけか。
     

    コメント

    非公開コメント

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い