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    つわものどもの夢

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    10 /21 2018

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     アユタヤ日本人町跡。
     もう一度チャオプラヤーの畔に立った。

     川下に向かって荷物を積んだ船がゆっくり下ってゆく。シートの下は何が積まれているのか定かではないがおそらくタイランド湾まで出るのだろう。

     日本からの交易船もここにやってきた。1500年代後半から1600年代初期だからもう400年以上前のこと。

     日本人ちい公は川の畔でじっと水面を見つめたまま動かなかった。
     時の流れはすべてを消し去りアユタヤ遺跡のように歴史を感じさせる遺物はなにひとつない。変わらないのはゆったりと流れゆくチャオプラヤーだけ。

     人間の生のはかなさ、その存在のなんと小さきことか。
     それでも明日を夢みておのれの未来を信じつづけようとするそれが人間。

     様々な日本人が命を賭してここまでやってきた。あるものは商人として一獲千金を、またあるものは武士としてしか生きられぬ我が身の置き所を探す旅だったのかもしれない。徳川政権が安定期を迎えたころ、武道はもはや精神的な支柱でしかなく実際に刃を交える戦はもうなかった。

     耳を澄ますとなにか聞こえた。
     思わずあたりを見回す。
     陽はとうに中空を過ぎ西に落ちはじめている。

     笑いさんざめくのは、もしかしたらあれは日本語ではないのか。
     この川岸にあった日本人たちの小さな町がかげろうのように浮かんで見えたようなそんな気がした。



    コメント

    非公開コメント

    チャオプラヤーと聞くと、小堀大尉を思い出します・・・v-339

    Re: ピオの父ちゃん様

    おはようございます。
    小堀大尉
    タイ人なら誰でも知っているというドラマ。

    ・・・しかし父ちゃんはなんでもよくご存知ですね。
    放浪者にしておくのはもったいない。

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い