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    対岸の火事? 我が家、ちい公だけ大騒ぎ

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    12 /21 2018

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     写真でお分かりのようにテラスの外、敷地の向こうには草むらが広がっている。元は農地だったのかもしれないが現在は農作物らしきものは作られていない。

     休日の午後だった。
     窓外の空き地、、向こうの端のほうでもくもくと煙が立ちのぼった。土地の所有者が枯れ草を燃やしているのだろう。湿っているのか煙が濃い。

    レジデンスから200メートルは離れていて風も建物とは平行に流れているので煙がこちら側にくることはないだろう。

     あたしは毎度のごとく暇を持て余していたので、キッチンに腰かけて煙の行く先を眺めていた。

     縦に長く火をつけたらしく煙の量がすごいことになってきた。
    「見てごらんよあの煙。風下だったらえらい迷惑だよ」
     妻に声をかけたが、大口開けてテレビに笑っているだけで興味もなさそうだ。

     さもありなん。
     これが日本だったらすぐに誰かが騒ぎ出すところだが、ここはタイランド、こんなことで目くじら立てる者はいやしない。

     そう納得しながらも、万一風向きが変わって煙がこちらに流れてくれば大変だ、そう思って忠犬は監視を続けていた。
     
     右手の道路にバイクに乗った数人がやってきた。かれらは土手を歩いてゆく。煙の立っている場所へ向かうようだ。

    「おい、あれはポリスじゃないのか」
     遠目にもそれらしい制服姿だ。
     妻もようやく窓の外に目を向けた。
    「わ、ほんとだ、ポリスよ。誰かが呼んだのね」
     どうやら通報があってポリスが見に来たようだ。
     もしかすると風下の住人か、あのあたりにレストランなどがあって苦情が出たのかもしれない。

     ポリスが来て何か言ったのか、煙の量が少なくなった。

     草を燃やした当人もまさかこんなことでポリスがやってくるとは思いもしなかっただろう。
     どこから通報されたのだろう。ここのレジデンスからではないだろう。かなり離れているので日曜日だとはいえわざわざポリスを呼ぶほどのことではない。

     家から一歩も出ようとしない野次馬男の興味は終わり、かと思われたそのときだった。目の前の壁外に赤いタンク車がやってきた。
     よくみれば消防車だ。

    DSC_0015 (2)


     向かいの煙が立っていた場所へ行くようだがこちらから行くしか方法はないらしい。
     
     笑いそうになった。
     助手席から降りて車を誘導しているのはこのレジデンスの警備ではないか。
     まさかおみゃあ達がポリスや消防車まで呼んだのではあるまいな。

     赤いタンク車は道なき道をノロノロと亀のように進んでゆき煙がほとんど見えなくなった現場へ到着。

    「1号車から本部」
    「はい本部です、1号車どうぞ」
    「只今現着。これより消火活動を開始する」
    「了解。受傷事故に注意されたし」
    「1号車了解、以上1号車」

     離れているのでこんなやり取りなど聞こえやしないが、こうだったらおもしろいなと思ったのだ。間が抜けていて笑えるではないか。

     運転していたドライバーがタンクの上にあがり短い放水銃らしきものを構えた。どうやら残り火を始末するらしい。

     チョロチョロっと水が出て壁一枚向こうの火元に届いたようだ。
     こちらから見ていると、屋根の上の男が用を足しているようでもあり、
    「見てごらん、消防士がおしっこで火を消しているよ」
    「ギャハハハ!!」
     



    消火活動を終えた消防車
    来る時よりも元気よく
    立ち木をバリバリなぎ倒しながら帰っていった

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    ちい公

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