タイも涼しい季節になっている。
人々はこの季節を歓迎の意味も込めて冬と呼ぶ。近年は学校でも冬と教えているようだ。
日本の寒さを知っている身には違和感があるのだが他国の季節に文句を言ってもはじまらない。
朝夕の気温が下がった。室内気温で24~25℃になると夏仕様ではすこし寒く感じるが、午後になると29℃くらいまで上昇する。日向であればもっと暑いけれど、湿度が50%ほどなのでまだ快適だといえる。
このようなまったりとした環境にいるので時として季節を忘れてしまう。
カレンダーを見ながら考え事をしていてもう年末であることにあらためて気がつくという愚か者。
来週にはクリスマスで翌週になれば大晦日。
急いでドアにサンタを貼り付けた。
おめでたいのはここでは我が家だけ。
![DSC_0039[1]](https://blog-imgs-124.fc2.com/i/s/a/isanwind/20181221134929dcd.jpg)
お正月にはお屠蘇におせち、なんてことはもう何年も、いや十年以上になるだろう、そのような新年を迎えていない。

冷蔵庫のニャンコボードになにやらぎっしりと。
あたくしにも多少読むことができるタイ文字もある。
けれどもいちおう確認のためお伺い、
「これはなんですか?」
「あなたがいる間にわたしが作ってあげようと思っている食事メニューよ」
我がまま亭主のためにメニューを考えてくれている。
しかし、とりたてて新年のご馳走というわけでもないのだな。
そんな心を見透かしたように、
「ニューイヤーの日本スタイルはあなたがシェフですよ。お寿司とか、それに31日のソバもね」
寿司はともかく年越し蕎麦は作りましょう。
そう思っただけで師走の気分になってきた、なんともシンプルな脳みそ。