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    風にふかれてタイランド 魔女の駆け引き

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    02 /26 2019

     

    ピサヌローク駅前 
    左手にトゥクトゥクがたくさん
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     ピサヌロークからスコータイへ、バスなら1時間半ほどの行程。
     とはいうもののピサヌローク市内、鉄道駅からバスターミナルまでは約2キロ、歩くには遠いという中途半端な距離。
    「どこまで行くの?」 
     トゥクトゥクのおばさんが声をかけてくる。
    「バスターミナルよ」
     魔女が応える。
    「バスターミナルまで60バーツ。そこからどこへ?」
    「スコータイへ」
    「スコータイならトゥクトゥクでどう?」
    「いくら?」
    「1000バーツ」
     これはふっかけたな。日本人だと思われたのかもしれない。

     タクシーでも1500バーツだからトゥクトゥクで1000は高い。思わず口を挟もうとするあたし。しかし魔女の方が早かった、
    「それは高いわね」
     魔女のきれいなタイ語に驚いたようだ。
    「あれお姉さん日本人じゃないの?」
     やはりそうだった。いつものことだがあたしが一緒にいると日本人のカップルに思われる。ひどい時は中国語で「ニイハオ」というバカもいる。

    「わたしはタイ人よ。だからスコータイまで500バーツでどう?」
     法外な提案にこんどはおばさんが前につんのめる。
    「あなたの言ってるホテルは旧市内だから遠いし、800でどう?もし途中でセブンなどで買い物するのなら寄るし、トイレ休憩でもなんでもオーケーよ」
    「う~ん。800ね。あなたそれでいい?」
     魔女も早く目的地に出発したかったのだろう、案外かんたんに手を打って、こんどはあたしの顔を見る。

     ケチの日本人としてはもう一声いきたかったがここは魔女の顔を立てようと思った。
     それにうちの魔女殿はおばさんに日本人と間違われ、すこし気分をよくしたようだった。

     あたしは口には出さなかったが魔女が値切り交渉をしたのにはじっさい驚いていた。
     たとえば値切るのが当たり前のような洋服市場などでも彼女自身から値段交渉をする場面を目にしたことがなかった。
     二人で旅に出てもこれまで値切り交渉をしてこなかった。あたしがたまに「高い高い」と連呼するぐらいだった。

     不思議に思ったあたしが聞くと、
    「大体の相場は分かっているし、それにね、お店も、ドライバーも、みんな生活があるでしょ。だから少しのお金なら余計に払ってもいいかなと思ってるのよ」

     ということは今回のトゥクトゥクの1000バーツはやはり高いと思ったということなのだろう。
     
     ともあれ交渉成立。
     あたしたちはトゥクトゥクの荷台に座った。

     ピサヌロークから西へ。
     軽いエンジン音でトゥクトゥクは走りだした。
     町を抜け、一直線の道をトラックなどには負けないスピードで突っ走る。

     道の両側に広がる田園風景。
     緑鮮やかな水田がつづく。

     今から700年以上前に黄金期を迎えたタイ族最初の王国スコータイ。
     夢の跡に向かってトゥクトゥクが走る。


     
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    コメント

    非公開コメント

    No title

    1,000バーツは高いっv-31 わたしなら歩きますねっ! v-106

    No title

    わー( ´艸`)
    普段歩いてばかりだから
    スピードにびっくり!!
    早いんですね~

    Re: ピオの父ちゃん 様

    どこでもそうですが
    日本人とみればふっかける
    これは日本人だけというのではなく
    また、タイだけではなく
    いろいろな国でみられる光景ですね
    いちおう高い金額を言って反応を見る
    いまだにありますねこういうのが。

    Re:つばさぐも 様

    トゥクトゥクは案外スピードが出るのです。
    暑いタイでは快適だと言えますね。
    ただもし万一横転するようなことがあれば
    ただではすみません。
    この日のトゥクトゥク
    スピードを見ようとしましたが
    こわれていて動いてませんでした(笑)
    これはバスでも多いことです。
    またいずれ本編で書きましょう。

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い