
日本にとって今回の会談はそれほど期待できるものにはならないだろう。
あくまでもトランプのためのイベントのような色彩が濃い。
我が国にって最重要である拉致問題についても、結局のところ日本自身が強い意識と態度により自力交渉するしか解決の道はない。
それはこれまでの北朝鮮の悪辣卑怯なやり口を観察していればわかることで、いまさらという感もあるが、かの集団がまともな交渉などできる相手ではないことは明らかである。
そもそも他国から何の罪もない国民を拉致しておきながら、その解決に誠意を見せないこと自体が不可思議なのであって、まともな常識が通じる相手ではないことを日本政府は分かっていると信じるが、あらためて肝に銘じ、強い態度で彼らに交渉ではなく命令すべきなのである。
【拉致した日本人をただちに全員戻せ!】
トランプが己の手柄のために安易な甘い妥協をしたとしても、日本は、拉致問題の完全解決なくして米国に追随してはならない。
同盟国であろうと主張すべき事柄ははっきりと言うべきであり、多少の摩擦などおそれていては永遠に独立国家日本を世界に示すことできない。
ハノイにおける米朝会談がいかなる成果と呼べる合意を達成するか。
まずはそれからだが、日本人としてはなにがもっとも重要なのか忘れることなくこの2日間を注視したい。

