
キッチンでご飯が炊けている。
こちらにまで香りが漂ってくる。
ご飯の炊ける香りが好きだ。
日本で炊飯するときもそうだが、どうしてだろう、タイでご飯を炊いているときの方が香りが強いような気がする。
特別な米を使っているぬかなと聞いたところ、特別でもないが普通よりは高い米でジャスミンライスというものらしい。そのほうが香りもよいのだという。
食っていてもわからない亭主はバカ舌なのかな。
しかし、米そのものの違いもあるのだろうが、電力の違いもあるのかなと思ったりする。
日本の100ボルトに対してタイの場合は220ボルト。そのために炊飯の時間は圧倒的に短い。だいたい15分くらいでスイッチが切れる。
米はもちろん皆様ご存知の細長いインディカ米、いわゆるタイ米の一種。
かつては不味いコメの代名詞のように言われたタイ米だが、なかなかどうしてなれてしまえば美味しく食べられる。
ただ研ぐ回数には気を遣っていて日本式、それと浸す時間も15分以上はとるようにしている。
そのためかどうかタイ米で巻きずしを作るときもすこし柔らかめにすれば何米を使ったのかわからないくらいになる。
米の炊ける香りは心を落ち着かせてくれる、それに自然と空腹になってくるような気もする。

日曜日になると決まって観る番組がある。
【กินอยู่คือ】(みんなで食べましょうというような意味)
女性の料理研究家が出ているテレビ番組で、彼女は主婦で二人の男の子がいる。亭主は白人なので子供たちはハーフ。
その子供たちがときどきママのテレビキッチンにやってきてお手伝いしたりする。
オーガニックを使用していて妻が毎週欠かさず観るので、つられてあたしも観るようになった。
あるときの放送でご飯を炊いたことがあって、そのときいみじくもテレビの彼女が言った、
「う~んよい香りだわ。ご飯が炊ける香りはアロマテラピーなのよ」
なるほどなと思った。
そんなわけで短絡的ですが下にその番組を貼っておきます。
言葉がわからないかもしれませんが、彼女のしゃべり口調はごく普通の奥さんがキッチンに立っているような雰囲気で親しみが感じられます。
一本目は下の方の男の子が出ていて、タイスィーツを作る回。そしてその下にある2本目は市場で買い物をしているロケから始まっていて、このときは彼女のお母さんもスタジオで出演しています。
興味のある方はご覧ください。
ทำขนมไทยหวานน้อย :
ロケバージョン
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