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    女と男の風景 恋模様 泥沼の②

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    04 /07 2019


      二組の夫婦がいた。
     デンマーク人の男と結婚したタイ女性。
     このとき彼らは本拠をデンマークの首都コペンハーゲンに定め、タイへは一年に一度休暇を過ごすために帰っていた。
     亭主であるデンマーク人はかつてヘリコプターの設計会社に勤務していたが早期退職で悠々自適の生活。
     妻の故郷の村に寺と見まがうような邸宅を建てた。いずれここへ戻りタイで永住する計画もあった。

     そしてここに登場するもう一組のタイ人夫婦。
     男はドライブ・インも兼ねた大きなガスステーションの技術係。妻は町のホテルのメイドマネージャー。小学生の娘が二人。
     彼らは妻の実家に両親と暮らしており、妻の父親は牛の放牧で誰もが知る資産家。
     貧しさの代名詞とも言われたタイ東北部イサーン地方にあって人もうらや家族だった。

     前述のデンマーク・タイ人女性カップルとイサーンに住む夫婦の関係を書いておかねばならない。
     デンマークに住んでいる女性はタイ人夫婦の亭主の姉にあたる。姉夫婦と弟夫婦ということになる。

     話を端折ります。
     なにが発端なのかそのあたりが定かではないが、デンマークの二人が離婚した。
     しかし妻であったタイ女性は始めている仕事もあってコペンハーゲンに住むことを決め、デンマーク人夫は家を出てアパートに引っ越した。

     一方、イサーンに住む弟夫婦は平凡だが波風の立たない日々を過ごしていた。
     亭主は酒もさほど飲まず家庭第一主義の見本のような男。職場と自宅を往復するだけで休日は娘たちの相手をして過ごした。
     妻は仕事柄もあってか快活な女性で英語も多少話せた。スリムな体型と目鼻立ちのはっきりした顔立ちが男の目を引いた。

     ここで二組の男女とあたくしの関係を簡単に。
     長期滞在していたホテルのメイドマネージャーがタイ人男の妻であり、そこから亭主とも知り合い、彼らの家に遊びに行ったりと親しくつきあっていた。
     いつだったかデンマーク人がタイへ遊びにやってきたとき姉の亭主だと紹介もしてもらった。

     デンマーク男はいずれタイで語学学校を開きたく、ついてはその際に日本語科も創りたいので協力してほしいというような話もあった。
     彼は赤ら顔の大男、よく酒を呑み、どこか遊びなれた雰囲気があった。

     なにがどうしてこうなったのか。
     あるとき、こともあろうに、姉と離婚したデンマーク人男と弟の妻がプーケットのビーチで目撃されたのだ。

     広いようでその実、世間は狭い、とはよく言ったものだ。
     イサーンからはるか1000キロ以上も離れた南の島ならばれることはないだろうと考えたのかどうか。

     ということは二人は内緒で通じていたということ。
     あたしもこの話を聞いたときは嘘だ、冗談だと思った。

     かくして泥沼の愛憎劇の幕が開く。





     




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    コメント

    非公開コメント

    No title

    先ずはここまでですがこのデンマーク人は相当な馬鹿だということだけはわかりました。

    Re:Sukunahikona Parthasarathy 様

    常識が違うのかも
    これは人種の違いによるもので
    倫理観が違うのではとも思いましたが
    この男案外バカでもなかったのですよ。
    (笑)

    ちい公

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    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い