
バンコクでバイクタクシーの乱闘事件があった。
日頃から反目していたグループ同士がついに乱闘事件を起こしたもので、誰かが撃った銃により死者まで出る騒ぎになった。
タイでバイクタクシーは庶民にはなくてはならない便利な足なのだが、運転手への教育がなされず客とのトラブルも多発している。
バイクタクシーを組織化して安心な乗り物にしようという取り組みはなされてはいるが、行政主導の教育や厳しいルールの徹底などは聞いたことがない。
あちこちでバイクタクシーのたまり場ができて、それぞれ日銭を稼いでいるわけだが、なにかあったときの責任の所在などは明らかではない。
免許とバイクがあって許可さえ受ければ誰でもすぐ始められる安易さが怖いところ。
サービスや運転手教育の徹底で人気のGRABタクシーグループがバイクタクシーに進出したのはずいぶん前になる。
それでもあちここちで既存のバイクタクシーグループと小競り合いが絶えないようだ。
ある女性がGRABバイクを呼んだ。
するとそれを見ていた既存のバイクタクシーの運転手が脅すような言葉を投げかけたという。
利用者としてはたまったものではない。
バイクタクシーを利用して事故に遭った場合どうなるのか、考えただけでも背筋が寒くなる。
いみじくも誰かが言った、
「運転手は逃げて行方不明、それでおしまい。警察なんてなにもしてくれないよ」
タイへお越しの皆様、試しになどといって安易にバイクタクシーを利用しない方がいいですよ。何かが起きてからでは遅いのです。
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