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    北イサーンの人々

    日々のドキュメント 旅  アジア 
    12 /09 2019


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     タイ東北部をイサーンと呼びますがその中で北イサーンに分類される県は20県中12の県です。
     広大な大地を有する北イサーンは、経済や教育の中心地となるコンケーン県をはじめ、先史時代の遺跡が発掘されたウドーンターニー県、ラオスのビエンチャンを結ぶタイ・ラオス友好橋で有名なノンカーイ県、1億3千年前に生息していたといわれる恐竜の化石が発掘されたカラシンなどがあります。また、メコン川沿いに発展したエリアでは様々な民族文化と伝統が入りまじり、なかでもラオス文化の強い影響を受けています。
    (タイ政府観光庁HPより抜粋)

     書かれているようにとくに北部イサーンはラオスの影響が色濃く残っています。
     人種・部族を分類するとほとんどが川向こうのラオスから入ってきたことがわかります。

     部族を大別すると六つに分けられなかでもタイ・ラオス部族がもっとも大きな民族グループとなります。 したがってノンカーイやウドンターニ、サコンナコンなどで話される言語は独特の響きがあってラオス語に通ずるものがあります。
     これらの言語にはバンコク方面で生まれた人々が聞いても理解できない言葉も含まれています。

     これに準ずる民族グループがプー族とされ、もとは14世紀にアンコール朝の支援で国家として現ラオスのルアンパバンを拠点としましたがベトナムとの関係悪化に伴いタイのチェンマイ王朝などと婚姻による関係を図ったものの最終的にはヴィエンチャン王国・ルアン=パバン王国・チャンパサック王国に分裂することとなって、それらの子孫が北イサーンにも残っているということなのです。

     もうひとつ書いておきましょう。
     ヨー族。
     これは、サコンナコンとナコンパノムに分布する民族です。彼らははタイ・ラオス族よりも強い文化を持つグループであると考えているのですが、起源はラオスにあるヨーの集落が最初とされています。

     このように北イサーンはラオスの影響が色濃く残っており、ベトナム戦争下にあってはウドンタニの空港を補給基地として米軍に貸与した歴史もあり、これは時のタイ王朝がイサーンの社会主義化を懸念したことも影響したと言われています。

     実際にイサーンの人々に話を聞くと、やはりイサーン人という言葉が多く聞かれます。
     しかし、南部のムスリムの色彩が濃い県などとは若干違いタイからの独立などという思想はあまり感じなかったのも事実です。

     人々は働き者ですが昔から痩せた土地だけでは生活が成り立たず、どうしても大都市への出稼ぎは欠かせないものでした。

     先日書いたのですが、サコンナコンエリアにはクメールをルーツとする人々も少なくありません。
     写真の彼もその一人Mr WIT。
     ユニークな男で趣味が寺参り。
     彼と話すとすぐにお寺の話になって、あたしよりかなり若いのに爺さんと喋っているような気分になります。



    Mr WIT 02







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    コメント

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    No title

    この夏、当地で開催された「タイフェスティバル」に、タイ観光庁の役人さん?か留学生のような方が、流ちょうな日本語で観光案内をしていました。

    壁に大きな地図をかけてあって説明してくださったのですが、ちい公さんのブログに「イサーン」という地名がよく出てくるので、「イサーンはどこですか?」と聞いたら、「ああ、ここです。ものすごい田舎ですよ。なんにもない」と。

    なんとなく「そんなところへ行っても…」という感じだったので、気になっていましたが、今回の説明で納得しました。

    Re: 雨宮清子(ちから姫) 様

    そうですかそんなことが
    きっと都会生まれの坊ちゃまでしょうね何にも知らない。
    もし政府の関係者ならそういった発言も国内でなくて海外ですから
    口に出してしまったのかもしれません。
    なんせイサーンは現政権に対してはアンチですから。

    そういえばうちの妻もイサーンについては
    亭主を拾うまではほとんど知識がありませんでした。
    それまで国内旅行といえば南部のリゾート専門でした。
    ところがイサーンへ行くようになってから
    現地の人々とふれあったり古い歴史を感じたりして
    その魅力がわかったようです。

    ちい公

    ようこそ! 
    空ゆく雲のようにいつも自由でありたい。もとノラのちい公がお届けするごく私的な日常と愛する国そして人々への思い