日本の部屋に戻った。
殺風景な部屋。
変わったことは何もない。
泥棒が入っても可哀そうに思って何かおいてゆくだろう。
ゴキブリだって寄り付きもしない。
ただ何もないから部屋はきれいだ。
留守の間は妹が時折見回りに来てくれ空気の入れ替えなどをしてくれている。
おっ
床にじゅうたんが敷かれている。新しい。
メモがあった。
【寒くなったから買っておきました。
PERNも来るからフローリングじゃ冷たいから。
ペルシャよ(ウソ)
冷蔵庫に当面の食料品を入れてます。
正月はうちで雑煮をどうぞ】
ありがたい。
すまんな・・・。
つぶやく。
思えば母が亡くなってから妹が母親みたいなものだ。
長年母の介護をしてきてそのためか医療や薬の知識が豊富なので、わからないことはすぐ彼女に教えてもらう。
エアコンを入れ、出したコタツに座る。
心から温かさが全身にまわっていった。
今年も終わる。
帰 省
といってもオレたちは都会生まれだけどね
父ちゃんが田舎の出身でさ
おっ ありゃなんだ
屋台で焼いてるのは
美味そうなチキンじゃねぇか

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