タイはもう真夏。
そうなれば国民の楽しみは毎年4月中旬に開催されるソンクラーン(通称水かけ祭り10、11、12)。
タイ人が年に二回あるという正月、そのひとつが4月のソンクラーンであり、みんなが故郷を目指して大移動する季節。
しかし今年は様相がまるきりかわるかもしれない。
政府が発表したソンクラーン休暇の停止。国民が長期休暇で大移動することをやめさせようということだ。もちろんコロナウイルスの感染拡大阻止が目的だ。
これは様々な企業、会社にも影響を与えた。
妻の会社もそうであるが、これについてはほかにも書くことがあるので後回しにして、妻の妹POMの会社、IT企業だが、ここも政府方針に従って4月のソンクラーン休暇は6月ごろまで繰り下げ、当日は平常出勤とした。
妹ファミリーは例によってイサーン、メコン川沿いの夫の故郷へ行く予定だったがそれもやむなくキャンセル。
それともうひとつ。
いまタイではウィルス検査にかかる費用が高くそれも個人負担になっている。日本円にすると1万円から2万円というから、ふつうの家庭にとっては大きな負担でもある。
それで妹POMは保険に入ることにした。
COVID-19専用の医療保険。これに加入しておけば万一の場合、検査はもちろん入院費用もまかなえるという。この疾病専用の保険、2000円以内で加入できるらしい。
しかし、このソンクラーン休暇の停止はまず政府機関から実施が通達されているらしいが、一般的にはどうだろう。大移動がこれで停止できるのだろうか疑問でもある。
というのも現首相がテレビ発表したのだが地方、とくに東北部にはまるきり支持がない軍政首相、はたして一般の人々はどこまでこの要請を受け入れるのだろう。
都会で働くCOVID-19感染者が故郷へ帰る。
みんなで食事をし水かけをして祭りを楽しむ。
そしてその結果、村中に感染者が・・・。
はたしてこんなことが起きないと言えるだろうか。
もしかすると、とんでもないことが起きるかもしれない。
おりしもいま、COVID-19ウィルスが季節によって
つまり気温が高くなれば勢力が弱まり収束するだろうという憶測はあまりあてにならなくなってきた。
熱波の真夏になろうとしているタイ、収束どころか日々感染者が増加しつつある。
外出のあとの手洗い、うがいなどはもちろん、買い物に行ってもマーケットで話すときも絶対セラーに近寄らず暑くてもマスクをはずさないことなど、日々、口を酸っぱくして妻に話している。
いまでは妻のほうが詳しくなり、逆にこちらがあれこれ教えてもらっている有様だ。
そんな妻の会社でもCOVID-19防止についてあれこれ動きがあるようだ。
この項は明日に続きます。
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