熱田神宮



日曜日ということもあり神宮は多くの参拝客でにぎわっていた。
ここで説明する必要もないほど有名な場所。
七五三詣の子供たちが目立つ。紋付き袴に振袖、みんなアニメの主人公のようにかわいい。幸せにまっすぐ育ってください。
伊勢神宮に次ぐ神社といわれるから参拝の人々が多いのはうなずけるものの、点在するそれぞれの社で合掌する姿を見ていると、やはり日本は神様の国だという思いが強くなる。
もうひとつ驚いたのは意外に若者層が多いことだった。
鳥居をくぐっての出入りにもきちんと頭を下げて敬意と感謝を表す。
クリスチャンが教会の出入りに十字を切るのと通じるものがある。
どの神様がどうだということではない。
神あるいは仏陀にしても、敬意を払い日々の安寧を感謝するという意味合いでは同じで、心の糧としてそれぞれに存在する意義は大いにあり、手を合わせ祈ることは人間だからできるのだ。

下世話なことをつい考えてしまうあたくし。
広大な神宮の森のあちこちに神様がいて、お詣りする人間もそうだが神様も競争相手が多くて大変だなと思う。
客引きこそ現れないがそれぞれの社ちかくに行くと声が聞こえるような、
「はいいらっしゃい、こちらは縁結び安産、病気平癒もおまかせあれ、よく効くよ、いらっしゃい」
おいおいガマの油売りじゃないんだからそんなことは言わないだろ、この罰当たりちい公。
お参りしようとするわたしたちをとっとちゃんが制する。
「はいこれ」
なんと彼女はみんなのお賽銭を用意してくれていた。ピカピカに消毒し磨いた五円玉。クリップに通して何個も。これだけでも有難味がちがう。
あたしは思った。
まさしくママだ。
そうだこれからはママとっとちゃん、そう呼ぶことにしよう。
今日もありがとうございます
にほんブログ村