タイにいるときは時々お好み焼きをつくった。
お好み焼きを食べるタイ人は多くない。焼きそばとお好み焼きを出せば必ず焼きそばに手を出す。
しかし同じタイ人でも類は類を呼ぶのか妻の周りにいるタイ人たちはみんなお好み焼きを喜んで食べる。
あたしが不在の今でもタイではときどきお好み焼きをつくっているようだ。
今度の休みにはお好み焼きをつくるよ。
それを聞きつけた人々が妻に食べたいと言ってくる。
求められるとイヤとは言えないお人好しだから休日には数人分のお好み焼きをつくっている。


最近ではすっかり手順をマスターして何も見ないで手早く出来るようになったという。
「これが美味しいと評判なのよ」
会社の仲間は、これはぜったい売れるからFacebookで注文を取ろうとすすめるらしいが、せっかくの休みにそこまでしたくないと断っているらしい。
余談だが、タイ人は「オコノミヤキ」という言葉がなかなか発音できないようで、周囲の人々はお好み焼きとは言わず、‘ピザイープン’(日本のピザ)と言う。
そんな話を聞いているとあたしもお好み焼きが食べたくなった。
お好み焼きの店だけはどこにでもあるが、どうも一人では入りにくく、結局自分で作ることにした。
それを思いついたのはスーパーだった。
なにが要るかと考え、適当に買った。
家にストックがない材料、粉、キャベツ、イカ、ちくわ、干しエビ、天かす、青ノリ、お好み焼きソースなど。
意気揚々と戻ってきて、まずは休憩と冷酒を呑んだら料理が面倒になった。
ちい公お好み焼きは次の機会にしよう。
今日もまたあたたかいのかな
このまま冬が来なければ
コロナウィルスも抑えられるのに
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