鍋にしようと思った。
スーパーへ行ったものの困った。何を買えばよいのかわからなくなった。
そもそも鍋料理を食った経験が他の人々より圧倒的に少ないのかもしれない。
タイにいるときは暑いけれど時々タイスキを食べる。甘辛いタレで食べる水炊きだ。
もちろん日本人だから日本で鍋を囲んだ経験はあるのだが、さて何鍋かと考えればメニューは貧しい。メインの食材はなんだろう。水炊きなら鶏、しゃぶしゃぶなら牛豚、そんなものしか浮かんでこない。
スーパーで長時間うろうろするのが嫌で、水菜と白菜、そして牛とブタ、それぞれしゃぶしゃぶ用を買った。
その夜、さあ鍋をしましょうと勢い込んでキッチンに立ったが、テーブルコンロを引っ張り出してから気がついた、ガスボンベがない。
なんちゅうことだ。近くのコンビニまでも出かける気がしない。
仕方がないのでキッチンで立ち食い鍋屋の開店。
日本の仮住まいはミニミニコンドと揶揄されキッチンはとても狭い。
ポン酢は柚子入りを買った。柚子湯の名残がまだ記憶に残っていた。
しかしいざとなって食材が野菜と肉しかないことに気がついたがもう遅い。水菜と肉でしゃぶしゃぶにした。
不満が残る食事だった。
立って食うとはなんちゅうことだ。母が生きていれば叱られる。
そんなわけでこれを書いている23日、もういちどスーパーへゆくことにした。鍋料理の食材セットが売られているような気がした。フグがあれば買おう。コンロのガスボンベも忘れないで。
食べることと呑むこと、これしかないとはなんちゅうことだ。もっと他に考えることがないのか。
と言いながら今夜の鍋がまた明日のネタになるかもしれない。
まったくお粗末。
毎日の食事なんて考えたらキリがないぜ。

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