秘書官である息子を中心に首相公邸で忘年会のついでに写真を撮った。
赤じゅうたん階段での悪ふざけ写真が流出した。
この赤じゅうたん階段、昨年の岸田内閣改造時にはここで閣僚の記念写真が撮影されたが、じっさいは官邸のほうの階段が使用されてきた。
とはいえ、公邸官邸いずれにせよ公の場所でふざけた写真を撮る行為はどうかと思うが、その写真をSNSにさらしたファミリーがいたようだ。もちろんどこまでのファミリーが参加していたのかは不明だが、情報管理の不徹底、危機管理に対する危うさが指摘されるのも致し方ない。
結局息子の首を切って鎮静化を図ったが、遅すぎたのはこれもまたいわれても仕方がない。親ばかチャンリンはいずこも同じだが、これで息子の政界進出はあるとしても数年は遅れることになった。まあすべてが勉強だろう。
しかし、支持率をにらみ常に世間の動向を気にすることを大衆迎合主義だとして首相を非難する声もあるが、これもまたあえての非難にみえてしまう。
ポピュリズムの何が悪いのだ。
保守政権内の意見だけで政治が行われるものでもない。一般大衆の声を気にして方向性を考えるのもごく当然のことだろう。
日本国の首相としてはこれくらいカルイほうがよいのかもしれない。なまじチカラがあるとへたな自信だけで片側に突っ走る怖れもなきにしもあらず。右や左の旦那様とあちこち気にしながら、いってみれば御用聞き政治も国民にとってみればなかなか心地よいのではないか。
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