北朝鮮は発射通告をして翌日、衛星という名のロケットを打ち上げた。
通告を受けた日本は防衛大臣が即刻自衛隊に対し破壊措置命令を発出した。しかし日本への落下が確認された場合という条件付き。それはもちろん領海内も含んでいるという解釈だが、じっさい落ちてきたらどうなのだろうと、いつもながらの防衛大臣のお決まりコメントに笑いそうになった。
今回の打ち上げで日本政府は確認後すぐに沖縄地域にJアラートを出した。
NHKもまるで戦争が起こったような騒ぎで沖縄、石垣島、官邸などから繰り返し中継を放送した。それが指示なのかどうか、なんど中継がまわってきてもおなじ文言しか喋ららない現場記者に呆れてしまったが、それもしかたないか、10分ほどの間隔で中継がきてもそんなに変わったネタがとれているはずもなかろうと思い直した。
どこだったか南の島の駐屯地からの中継もなんどかまわってきた。
常時空を向いてにらみを利かせているはずのPAC3がまったく見えない。というのも折からの台風の影響によって高価な武器はさっさと安全な場所に保管されたらしい。
これを中継の若い記者が新型防衛システム云々がみえませんとおなじ文言を繰り返したので、ながらで音声だけ聞いていた私なんぞも記憶に残ってしまった。
あとでチェックすると宮古島 石垣島 与那国島、いずれでもPAC3は引き出されず片づけられていたという。
もし近くへ北のロケットが落ちてきても手も足も出なかったのはいうまでもないが、まあ台風のためという言い訳はできただろう。
それにしても北のロケットが黄海上空で爆発してしまって、いやいやよかった恥をかかずにすんだよ防衛システム。
しかし北のロケット技術はなかなかではないか。
今回は失敗したが過去の打ち上げをみているとこれはもしかしたら・・・・と日本の頼りない打ち上げ模様と比較してしまうのは私だけか。
これはまたいずれ書きましょう。
にほんブログ村