おめでとう どうかすこやかに
近しい知人に二人目の子供が誕生した。
おめでとう
一人目は女の子そしてこんどは男の子。
よかったね、ほんとにおめでとう。
ママは舌癌という病を努力と忍耐で乗り越えた、
そして二人の子供を産んだ。
子供たちふたりとも、そしてママとパパ、どうか幸せに元気で過ごしてください。
ここまではほんとによかったと素直に喜んだ。
タイにいるとめずらしくないことだが、生まれた赤ちゃんの名前(ニックネーム)に私はひっくり返りそうになります。
ご存じの方も多いと思いますがタイ人には生まれたときに二つの名前がつけられます。ひとつはタイ人として生きてゆくための登録に必要な正式な名前です。
少し前まではタイ人の名前で多いのは男性がソムチャイそして女性がソムインとかソムシーでした。しかし昨今の流行はやたら長い本名のようで役所のスタッフも読むのに苦労するような名前が多いそうです。
そして生まれたときこれからみんなの愛されるようにパパママは願いを込めて普段使うニックネームをつけます。
これは意味があったりなかったり、ただ響きやその美しさで授けられる場合もあります。
なかには妻の友人女性のようにヌゥ(ネズミ)などというニックネームも少なくありません。ちなみにこの女性は大柄で私はジャイアンと呼んでいます。
親としては読んでもらいやすい名前ということで、その子がからかわれるなどという心配はしてないような気もします。
前述の生まれた赤ちゃん、ニックネームはスシです。なぜならこの子がお腹にいる間ママはいつもお寿司が食べたかったというのです。ちなみに赤ちゃんのお姉ちゃんはシャブゥというニックネーム。言わずもがなですが彼女がお腹いにいるときママはいつもシャブシャブが食べたかったからなのです。

おねえちゃんはシャブゥです

タイ人にとってこのようなニックネームはとくに意味を考えて笑ったりする対象ではなく、ただ可愛ければそれでよいように思えます。
ついでに書いておきましょう。
タイ人には本名を変える人がやたら多いです。
運勢占いなどでもっと金運をと願って、いともかんたんに本名を変えてしまいます。なかにはあるお寺で坊さんが名前による運勢などをみてくれるとなって、その坊さんに新しい名前を考えてもらう人も多くいます。
妻のファミリー、双子の妹を含めて弟ひとり姉もいますがみんな本名を変えています。それで生活がよくなっているようなのでそれはそれで結果よしなのですが、それぞれ生まれたときに親がつけた名前はなんだったのかと日本人の私などは疑問を抱いてしまいます。
妻だけが本名を変えていません。
「その代わりファミリーネームが日本になったからじゅうぶん」
そんなことをいいますが、双子の妹はなにか占いなどで決めたのでしょうが夫婦別姓で親の姓をいまだに名乗っています。ただタイでは公的な場所以外で本名の姓名を使うとこはまずないのですが。
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