海辺にて 朝 ミルキー



ยินดีต้อนรับสู่ Blog ของฉัน [ไดอารี่เกี่ยวกับเมืองไทย โดย Mr.Chiibou]
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起きたばかりのミルキーは朝のレストランではおとなしかった。というよりご機嫌がよくなかった。
子供はこんなものだと大人たちは大して気にせずホテルの朝食を楽しんでいた。
「ご飯がすんだらビーチへいってみようか」
これくらいならあたしのタイ語でもかんたんに通じる。
そんなオジサンの言葉に彼女はこくりとうなずき、急いでスプーンを動かしはじめた。
「よほどオジサンがいいのね」
周りのものが驚いている。
ミルキーをビーチに誘ったのはそれなりの思いがあった。
まだ6歳とはいえどんなことでも楽しかった記憶は永遠に残るはずだと自分の経験から信じているあたしはこの小さな天使のような娘にも日常とは違った楽しい記憶をもうひとつ加えてもらおうと考えていた。
タイ語と英語をチャンポンに話すヘンな日本人のオジサンと遊んだ記憶はそう簡単に消えはしないだろう。
ホテルのレストランを出ると前はもう砂浜。
黙って差し出した大きな手を白い小さな手が握り返してきた。
・・・こんな幸せもあるのだな。
ふとそんなことを思った。
しかし子孫という係累を持たない身にはこれ以上望むことは許されない。彼女が成人して新しい世界を築くまで責任を負うことはしないのだから、よいところだけをかすめとるようなことはけっして許されることではない。
いまだけ、この時間だけ、きっと神様か仏陀が与えて下さったのだと考えよう。
波打ち際で遊びながら小さな貝殻をたくさん拾った。


やがて食事を終えたみんながやってきた。
馬にも乗りいちど部屋へ戻ろうとしたとき、
「この貝殻どうする?」
誰かが尋ね、
ミルキーのママが即座に、
「要らないわね」
するとミルキーは、
「要る、持って帰る」
そう言った。
「ひどいママだね。せっかく拾ったのに」
オジサンはうれしくなって軽口をたたいたのだった。
自分がそうであるようにあの小さな娘にも楽しかった記憶のひとつとしてずっと残っていてほしいホアヒンビーチの朝だった。
結局その日はバンコクまで彼らの車に同乗して帰った。列車はキャンセルした。
別れ際、車を降りたあたしに向かって、
「○○バイバイ、○○バイバイ」
なんどもあたしの名を呼ぶ小さな顔が泣き出しそうになっていた。
「すぐ会えるから、ね、わかった?」
英語で言ったがわかったのだろう、彼女はちいさくうなずいた。
うちの魔女があとからすこしボヤいた。
「いつもならあんな顔は私にみせるのよ。だけど今日はわたしの存在は無視だったわね」
「いいじゃないか。あなたは血のつながったおばさんなんだから」
天使との時間はおわった。
魔女との日々がもどってくる。
今日もありがとうございました、訪問して下さったあなたに感謝。
コプクン・カップ (ขอบคุณมาก)
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