ยินดีต้อนรับสู่ Blog ของฉัน [ไดอารี่เกี่ยวกับเมืองไทย โดย Mr.Chiikou]
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エアポート 行く男 見送る女
どこかで聞いた歌みたいなタイトルになった。
~~振り返れば~翼の下に街の灯が~
朝なので街の灯など見えるわけはない。
チェックインカウンターは長い行列。タイから向かう観光客が多いようだ。
ビジネスカウンターに行列はない。これに馴れてしまうと人間はダメになる。
チェックインをしながら尋ねてみた。
「もしEチケットのプリントアウトを忘れたらどうすればいいの?」
前々から気になっていたのだ。わざわざプリントしなくてもなんとかなるのではないか。
案の定、
「いいですよプリントがなくても、パスポートがあればOKです」
やはりそうだった。次回からは面倒なプリントなどしないでパスポートだけ見せよう。
すこし時間があるのでBlackCanyonでコーヒーを飲んだ。
今朝は魔女さんも元気だった。
来月になればすぐに日本へ行けるのでさほど暗くならない。それに今回はややこしい国へ出かけるわけでもないから涙も見せない。
しかしこうなると亭主は勝手なもので、涙を隠して無理に笑顔をつくってみせたむかしの姿がなつかしくもある。
「君も気をつけてな、来月、関西空港で待ってるから」
~~それじゃゆくぜと背を向けて~~
空港に演歌は似合わないが、心はいつも演歌な男。
「ちょっと待って」
背中にすがるような女の声、
「なんだ今さら、未練がましいじゃねえか。大丈夫だすぐ会える、泣くんじゃない。風来坊に惚れた定めとあきらめな」
「なに言ってるの、あなたジャンパーどうした?」
「ん?」
「ニッポン寒いよ、デスクのところに出していたよね」
「あ、しまった、忘れてきた」
だめだ薄い合羽だけじゃ死ぬかもしれない。
渡世人には厳しい早春の風。
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